ギターマンには、かなわない。(live&radio and more!!)

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TOKYO ACOUSTIC NITE 2010 Presents「詩のチカラ」

2010年02月12日 | 2010年ライブ・イベント
TOKYO ACOUSTIC NITE 2010 Presents「詩のチカラ」~Winter 1 Week Series~


2010年2月12日(火)

於 : SHIBUYA BOXX

~出演~(敬省略)

杉真理

斎藤誠

**

嶋田陽一

柳沢二三男


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去年もそうだったんですけど、
ぼーっとしてると、どんどんライブが決まってたりして。
追いつけなくなってたりして。

年明けてからも、ツアーの予定以外にもどんどこ予定が出ていて、、、

そうか、今年もあるのだな「詩のチカラ」。
昨年は、スーパーギタリストのオグちゃん(小倉博和さん)とがっつり組んでのライブでしたが、
今回は、先輩、杉真理さんとのライブになります。

杉さん・・・私はちょびっとその唄声を知ってる程度なんだけど、
大滝詠一さんの「ナイアガラトライアングルvol.2」とか。
後は、最近誠さんの番組のいらしてくださったりして、、
楽しいお話とか、唄を聴かせて下さったり。
ほんとにその程度の知識しか^^;;

それでもって、、、、
座席指定である、徒歩で行ける、、
のをいいことに、ゆっくりと到着してみた(笑)。

が、席番を見て、、これはちと困ったな^^;;
というのは予期してたんだけど、

ここまでの「ど・ストライク」って・・・なんとかならんか、、、

こないだのフルメンのクロコでも思ったんだけど、、、
これ、、、、
いずれも自力じゃないですからね、、
ヒトの手で決めてもらったんですからね、、

ということで、
普段からたぶんただでさえ少ない「座席運」の大半は、使ってしまったんだろうなあと予想する^^;;

ギター3人はいいとして、
ああ、キーボードのサポートもいらっしゃるんだなあと、確認。

そして、何気にBGMとか素敵なんですけど。
どなたの選曲だったんでしょうか。
とかいいながら、かの南條ソウル(唄は深町さん♪)やらバルナハントでもお馴染みの「Congo Square」に気がついてしまい、
そちらに猛烈に気を取られ、他の曲をメモし損ねたのが残念なり(苦笑)。

前もそうだったんですが、、、
「さあ、始まります」
って感じでなくて、、まさしく
「あれれれ、出てきちゃった^^;;」
・・・みたいな感じで杉さんと誠さんが登場^^;;
お客さんの視線に、むしろ、、まだ出てくるの早いっ!と言う気配を感じ取られた模様。
・・・んなことないですって。
あまりにさりげないので、呆気に取られてるだけですって。

いきなりギターを手にする杉さんと、
まずはゆっくりと話そうとしてギターを手にしない誠さんと(笑)。
お2人の出会い・・・というより(たぶん、それはうんと遡るんだと思う)ヒジョーに印象的な出来事を語っておられ、、
それが90年代前半のAAA(武道館)らしいです。

楽屋は、そうそうたるミュージシャンがいっぱい。
で、ギャグの応酬になってたりするのだそうですが。
その中でも異彩を放っていて、ギャグ一発でどかーーーん!!だったんだそうです。誠さん曰く。

その予告でもって、どんなことになるのか、、
お客さんも誠さんも・・・後でトコトン思い知らされることになります(笑)。

何より、誠さんのギターが好き、・・・あ、弾いてるギターが好き。
などと言い直される杉さん(笑)。
ビミョーなとこですが、大事なトコですよね、それ^^

まずは、お2人のセッションから。
エバリーブラザース。
「Bye Bye Love」
・・・まだ1曲目なのに。
・・・週末はバレンタインなのに。
なぜにこれになってしまったんだろうか・・・みたいな。

そして、何より杉さん、あまりお好きではないらしい某曲のサビと被る、、、
「コサックダンス」って(汗)、、、
これ分かるヒトはそれなりの年代かと思われるのですが、詳細は割愛。
オトナの都合でここまでとさせていただきたく。

でもでも、とても賑々しく1曲目でしたー。

最初は誠さんのライブからでした。

お1人で「別に奇跡なんかじゃないから」を唄われた後に、
本日のパートナーとして、柳沢'230'二三男さんを呼び出し。

ピンク色のTシャツの誠さんとは対照的に、
白い・・・これまた不思議なキャラ(なんの絵だかよくわかんなかった)
のTシャツ、、、片手をポケットに突っ込んだままで登場。
それをすかさず指摘する誠さん。

今日はとにかくいろんな年代?の曲を演奏するということで「音楽友達」。
誠さんと230さんのギターのコンビネーションて、すごく楽しい。
アンサンブルなんだから当然なんでしょうけれども、
それぞれ、そこで鳴っていて欲しい音がちゃんとする^^
これってかなりスゴイコトだと思う。
聴いていて気持ちいいし、嬉しくなる感じ。

ちなみにこの日は、ギターはライン取り。
誠さんと230さんのギターの音色の違いも。
言ってみれば、誠さんの方はそれ1本でもロックとかいけちゃう感じで、
230さんのはもう少し柔らかく、いかようにでも・・・変幻自在な印象かな。

誠さんの向って左側だった230さんは、
時折、誠さんの方をとっても嬉しそうに見てひたすらギターを奏でていらっさいました^^

このお2人なので「LOVE」も。
あ、特にこの日程にはふさわしいかもしれないな。
この曲の前編?ともいうべき曲でも、この曲そのものでも、
確か誠さんが足でリズムを取る音が入っている筈で。
ステージでも・・・・で、さすがに気になったのか「おっきい?」とお客さんに尋ねながら、
一段とおっきな音でリズム取ってましたけど^^;;;
曲の間奏で、「ピック使っていい?」と、尋ねたのは230さんに^^?
・・・でも最終的には、持ってただけで「使わなかった」^^;;

そして、たまたま車に積んでいたギターなんだけど・・・
と、ここでギターを持ち換える誠さん。
全く弾いていないので「音出るかな・・・どう?」とPAさんにも確認。

今日使用しているマーティンに比べるとやや小ぶりな感じ。「タカミネ」です。
若いギタリストに貸すことにしたんだそうです。
(誠さんが返して!思うまではってことらしい(笑)でもそれは、マーティンと喧嘩したときであろうから、事実上、無期限ってことですよね。)
ギター2本。
それはきっと、誠さんが昔、大先輩の皆さんに何かとお世話になったりしてきたことを、
今度は誠さんが、恩返ししていっているんだろうなと思う^^
そうやって、つながっていっているんだと思う。

80年代は、アルバムの殆どの曲をこれでやっていたのだそうです。
久しぶりにやってみたら、今ではこんなコード進行とか、、作らないなあ、、みたいな発見みたいなものが、230さん共々あった模様です。
それは何の曲かというと「Pretty Baby Kiss Me Baby」。
・・・そういえば、、この曲自体私はライブで聴いたことがあったかどうか、さだかでなく。
もしかしたら、初めてだったかも。

改めて久しぶりに弾いてみて、こんな音色だったけーと感慨深げな誠さん。

「Don't Give It Up!」・・・を長くやる!
途中、230さんとはギターバトルもどき。
むしろ、230さんのソロをDeep Purple絡めて妨害(笑)。
(あ、いろんなアーティストとやっていて、時にはダイエットまでするのに・・・
僕のときは、絶対やってくれない。といいながら21年だか、22年だかの間柄^^)

そして、誠さんが「いつものようにドラムソロ」^^
それを230さんにも強要(笑)。
大いに困惑する230さん(笑)。
困惑した挙げ句、「すっとこどっこい」が出て来ます、、、^^;;
・・・果たして初めてご覧になった、杉さんのファンはどう思ったのでせう^^
問題ない・・・どころか、めちゃくちゃ面白がっていただけたのではないかと思われますな。

しかも、打ち合わせしていた終わり方をすっかり忘れている誠さんだったりして^^;;
そこだけやり直してみたりとか。。。
ええとー、ZEPP?合ってる?
気が済んだでしょうか、果たして?
でも、ぐだぐだな終わり方に反省してましたダ^^;;

「天気雨」では、230さんのとても美しいソロも聴けたり。
相方の楽器の種類が変わると、2人編成だって雰囲気が変わるのがすごく楽しいのだよ。

杉さんに、230さんを紹介する誠さん。
紹介するにあたり、自分が気に入ったものにはすぐマジックで自分の名前「230」って書いちゃうという話を。
そう、すごいビンテージものにも(笑)。
今使用している、マーティンのギターにも、しっかりと「230」^^
それをまた、すごく嬉しそうに杉さんにお披露目しているのが可愛い。
こちらにも、はっきりと見えた「230」ってくっきり。
・・・もしかして、カポにも書いてた?
杉さんに「2300円みたいだね」と言われてましたけど、、、そしてそれをすかさずいただこうとする誠さん^^

そしてそして。
最後の1曲は「一緒に参加したい」とのことで練習してきたんだそうですよ、杉さん。
すごいねえ、、
しかも、、、とあるライブの仙台の楽屋で練習していたところ、
居合わせた村田和人さんというヒト^^に、指導を受けたんだそうな(笑)。
それは・・・お手のものですよねえ、、誠さんのパートで合わせてくれたりしたんだそうで。

・・・むしろ、それを柱のかげで見ていたい(笑)。

最近はこういうテンポ(速め)でやってないんだけど、
せっかくだから、、、と、オリジナルバージョンにて。
「Please!」でしたね。
すごいことだよね、これ(笑)。
そして、何度か「ぅお?」と、思ったんですが。
時折、足元の「何か」を踏むとですね、アコギなのに音色がエレキみたいに変わることがあって。
このときも、「ぅお?」と思ったのでした。
あ、ということでこの日のギターはマイク取りではありません。

**

後半は、杉さんのライブ。
サポートのキーボードの方も加わってのライブになりますが、、

誠くん、気がつくし、いいやつだから、
いろんなヒトが誠くんとやりたがるんだよね、

とも。

このところ、何人かのアーティストが一緒でのライブだったりなんかして。
どうも「たまってた」らしくて^^;;
思いっきり、、、喋り倒し・・・お客さんにぶつけるんですか、、、
じゃあ「例の壷」買ってやってください^^;;(後にちらと書いた、謎の通販のアイテムのひとつ(笑))
というか、1曲ごとにMCなんですがー。
しかも。
特に、曲に関するそれではないんですが、

必ず毎回「オチ」がある。

どんだけネタ持ってるんですか~!な凄まじさです。
椅子から落ちないように必死ですた。
(根本要さんとは、また違う種類のネタ持ちな気がします^^;)

●東北新幹線の座席備え付けの、通販カタログのアヤシイ・・もとい異色の商品の数々、、、
あまりにも面白かったらしくて、メモって来たらしいです(笑)。

●笹かま異臭事件。そして契約書は再発行に。

●レコード逆回転の研究の巻(これ、すごかった!!)。

●曲名タイトルの謎・・と衝撃の結末(笑)。

・・・他(笑)。

この方も、喋っている声と唄っている声が違います。
唄い出されると、昔聴いていた、あー^^この声この声!
ってすぐに思えるんだよね。

最近では、つとにハイボールのCMでお馴染みのあの曲の作者でもあったりします。
セルフカバー集にも新録で入れたそうです。
今回は、ちょっとジャジーにアレンジをしてみました^^とのこと。
また、誠さんもかなり出演されていましたが、
桑田さんの「音楽寅さん」でもこちらは取り上げられてまして。
「完コピだったねー^^」
と、嬉しそうな杉さん。
ちなみに、あれは石川さゆりバージョン。You Tubeで見てたらしいです。ぉい(笑)。
はい、そうです「ウィスキーが、お好きでしょ」です^-^

そして、さっきの相互乗り入れじゃないけれども、
今度は誠さんが1曲、杉さんの曲に参加してみたり。

この見事なMCとか、コント(笑)。
世に出したいと思うミュージシャン多しで、、、
根本要さんあたりも同感らしい。
なんとかならないか、と画策中らしい(笑)。
もう、そうなったら音楽なくても、コントだけのために絶対駆けつけると宣言してた誠さんでした。
・・・なんか、このあたり、同じ匂いのする方々だというの、とても納得できてしまうのは何故だろうか。



アンコールでは、、、
とあるBがつくバンドのメドレーを。
というか、それをしないでどーする、この2人が揃って!!
てなもんでしょうが。

チューニングを前の曲のときから直していなかったため、
またまた話しながらチューニングを直す誠さん(笑)。

「・・・合ったかな?」という誠さんに、
「似てる!」と返す杉さん。

大変に不本意だったらしく(笑)また直してらっさいました。

チューニングメーターの先のお客さんが、自意識過剰になるとか(笑)
メーターがない時代は、ドツボにはまるとなかなか終わらずに大変だとか(^_^;)

また、Bがつくといえば・・・で思い出した話。
旅先のイベントか何かの帰り、、、、
昔憧れたDJさん(確か、今はエライひと。)、、と一緒にタクシー待ち。
そのときに、あまりに手持ち無沙汰になってしまったとかで、、、

「'ミュージシャンしりとり'しよう!」

と言われたんだとか。そしていきなり、

「ビートルズ!!」

と言われ、、ズ・・・の後が続けられないまま終了したらしい(早っ)。
(ずうとるび、禁止だったらしい(笑))

その面白さもさることながら、、
私もわりと最近、似たようなことがありまして、、、
そのときの「縛り」として「「~ズ」で終わるのはダメね!」というのがあった。
思わず・・・みんな似たよなこと考えるんだなあ、、、と思って吹き出しそうになった。
それでも、行き詰まる「音」のがあって、結構きちんと繋ぐのは苦労するんだよ
ねー。

それにしても、、メドレーの筈が。
途中1曲ずつMC込み。
前代未聞なメドレー、、、、

・If I Needed Someone
・Baby's In Black
・Eight Days A Week
・She Loves You

の4曲。

ビートルズの日本公演での、ジョンの「あれはチューニングか?」という誠さんの疑問や、
「ポール様」のマイクがくるくる動いてしまった事件とか。
(杉さんは、ご自分のセットでも話してらっしゃいましたが、
自分の曲に、自分なりのこだわりとして「ポール節」ともいうべき唄いまわしをちょこっと織り交ぜてみたりするくらい、お好きなのです^^)

その打ち合わせも、そこでやってしまったり。
4曲目のカウント出しにまつわる、ライブ中の「イタズラ」!
かなりおかしかったなあと。
そか、竹内まりやさんがわりと近い人脈だったんですね。

それぞれが短い曲とはいえ。
かなり圧巻だったなあ。
唄もなんだけど、ギターがね。
アコギ2本ですよ?
ええもん見ました^^、聴きました^^
見る側も、多分に音楽好きが混じっていると見え、、
パッとリズムの変化に反応するあたりとか^^

本当は、ここで終わる予定。
ところが、拍手なりやまずーのため。
会場のBGMが流れかけていたのを止め、、、
お2人が再度登場。で、急遽もう1曲。

とはいえ、やる曲がないよ?

という誠さんなのでありますが、、、
ささっと話して、決めたのが「Get Back」でありました。
でもね、ただでは終わらなかったのであります。
最後のところで、一発、、杉さんが谷啓さんのギャグをかましたので、誠さんが「崩折れて」しまいました、、
(誠さんのHPのヒトリゴト参照(笑)その決定的な瞬間が出ています^^)

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というわけで。
楽しくなるだろうという予感はあったものの、
こんなんなるとは(笑)。こんな結末だとは(笑)。
涙出るほど笑ったです。

楽しいこと好きなミュージシャンの皆さんのライブは、すごく楽しいな^^

コント集出たら、絶対チェックしたいと思った私なのでした。



・・・て、え、こんな締めくくり^^;;;?


(2010年2月23日 記)