小池新道を鏡平を経由して双六小屋へ登る。この登りは4回目になる、いずれも雨か最初だけ晴れて、尾根上ではガスか雨。今日もそうなりそうなお天気だ。
わさび平を5時に出発。小屋の明かりは点いてるが、周りはもう明るい。
まずはブナの森を歩く。ブナは、北海道南部以南に分布、山地、特に日本海側の多雪地帯に多い。乾燥を嫌い、ドングリは雪の湿気と保温に守られる。花は雄雌同株、種子はドングリで重力散布か動物散布、材は腐りやすく、建築材には使われず、家具材で使われることも。~森林インストラクターの学習しながら歩く。
登山口を通過、いつもだがこの登り、北アルプス、特に槍ヶ岳が見える登り、ワクワク感がある登りだ。秩父沢まで1時間半ほど、ケータイの電波が入り始める。メールをチェック。
今日の秩父沢はほとんど水がない。ここまで休まず歩いた、私としてはちょっと飛ばし過ぎかな。
次は岩稜地帯のチボ岩を通過。
季節はもう秋だが、花が咲いてる。上はヤマハハコ、下はイタドリ。
シシドウヶ原に到着。以前ガイドさんに聞いたが、初めての裏銀座では、この辺でバテ始める人が多いそうだ。私は、まだまだ大丈夫。
「熊の踊り場」を通過、今日はデカい鈴付けてるよ。シシドウの登りと鏡平の登りの中間の踊り場だ。ほんとに昨年ここで熊が出たそうだ。
そして4時間で、鏡池に到着。槍は穂先だけが雲だ。
鏡平小屋に到着。暑いのでかき氷を注文。今日は宇治金時。穂先が雲の槍を観ながら戴く、美味いね。今日は広場の机と椅子が片付けられている。ヘリが到着する際に、ほこりが凄いので退避するそうだ。
そしていよいよ弓折乗越へ登る。標高差は約3百m。4時間ずっと登ってきただけに、この登りはキツイ。登ってる登山者が見える。
この登りでだいぶ疲れたが、何とか、弓折乗越に到着。やっぱり上はガスガスだ。
ここからは大した登りはなく、双六小屋まで遊歩道のようなもんだ。しかし、天気予報に反して、もう11時でガスが雨に変わった。大休止で昼食を取り、ほかの登山者と雑談する。
記録によると、乗越から双六まで1時間半ほどもかかっている。何かの実がたっぷりなってる。
花見平、クロユリベンチを通過、小雨だ。やがて双六小屋が見えて来た。ここからが長いんだが、13時前に小屋に到着。ここで、今日はお仕舞い。