日本百名山を目標にして山登りをして、数年が経つ。今日は、登山の目標を、この日本百名山は止めにして、私の百名山にしようというものだ。日本百名山は、深田久弥氏が一定の基準で選んだ日本各地の名山だ。
私は山頂一歩手前のものも合わせて、現在88座。残りは12座だ。始めたのが60歳あたりからで遅い部類だ。そして残りは、北から最難関の幌尻岳、東北の広大な大朝日岳と飯豊山、厳しいクラシックルートしかない皇海山、岩の殿堂剣岳、尾根歩きが厳しい空木岳、ロングコースの高妻山、南アルプスはアプローチが悪く結構残っている。悪沢岳、赤石岳、塩見岳、聖岳、光岳の5座。全部で12座だ。悪沢、赤石はそれほどでもないが、残りは縦走も長く、厳しい。
今年は悪沢岳、来年は赤石岳に登り、残りは止めにする。残りは、クラブツーリズムではいずれも上級クラスになる。ツアーへの参加は、試験に合格して、証書が必要だ。それ以外だと個人ガイドになる。そして今年も、今書いた山では、お年寄りが次々と遭難するニュースが流れている。
もうじき68歳、もうこれ以上、険しい、厳しい山に登るのは体力的、技術的にリスクが大きい、と判断した。じゃ残り10座はどうするか。これは私の好きな山を入れる。二百名山とか三百名山とか、花の百名山とかだ。
今のことろの候補は、北アルプスでは、先日登った大雪渓の①針ノ木岳、槍の展望の素晴しい、今度三度目の②双六岳、先月登った展望の山、四度目の③燕岳。
北海道では登ったばかりの④樽前山、三度登った⑤ニセコアンヌプリ。東北では、初夏に登ってムーミン谷のある⑥秋田駒ヶ岳、紅葉の素晴しい⑦栗駒山。中国九州では、いつか登ってみたい⑧三瓶山、学生時代から登ってみたかった修行の山⑨英彦山、それに竜馬が新婚旅行で登った⑩高千穂峰。これで10座だが、更にいい山を見つけたら入れ替えOKとする。こういう数え方をすると、現在95座となる。はああ、もう少しだ。
こんな風に、高いだけ、岩だけが山じゃない、と切り替えましたので、これからもこのブログをよろしくお願いします。
(私の百名山、双六岳山頂から槍ヶ岳を望む)