白神山地第2日。朝からいよいよ世界遺産地域に入る。二ッ森という山に登る。千メートルちょっとの山だ。この山に登っている最中は、誰にも会わなかった、人気がない山だ。山頂までは1時間とちょっと、急登もあるがそれほど苦労はない。天気予報は雨だったが、珍しく、曇りから晴れに変わっていく。
世界遺産地域のブナ林の中を歩く。ブナは、「木」へんに「無」と書く。ブナは、木材の伸縮が大きく、建築材料には不適で、使えないという意味で、無となったそうだ。ところが今日では、ブナ林は保水力が高く、世界遺産に指定されるに至った、というものだ。紅葉の岩木山なども見ながら、山頂へ。
一旦下山し、三十釜へ。この「三十釜」とは、渓谷のことだ。釜とはへこんだところという意味。渓谷なら滝つぼかな。
昼食後、温泉で汗を流し、秋田駅へ。大きな秋田犬と竿灯がお出迎えしてくれた。そう言えば秋田は初めてだ。お隣の大曲は、大曲花火鑑賞士の研修と受験で来たことがあるが、秋田市は初めてだ。なまはげ伝道師の資格、まだあるな。来年は受けてみたいね。