呉市かまがり天体観測館

呉市かまがり天体観測館のブログです。
イベントや星空情報等を掲載していきます。

夏至(2024)

2024-06-20 13:19:10 | 星空情報

2024年は6月21日(金)が夏至です。

夏至とは、北半球で太陽が最も北寄りを通過する日で、
昼の長さが最も長く、夜の長さが最も短くなります。
(ただし、1年のうちで、最も早く太陽が昇る日でも
なければ、最も遅く太陽が沈む日でもありません。)

これは、地球が傾いたまま(約23°)太陽の周りを
回っているために起きる現象です。

この日を境に、これから夜がどんどん長くなっていくので、
星を眺めることができる時間が増えていきます。

早く梅雨が明けて、存分に星空を楽しめる時期になって
くれることを願っています。

みなさんも今のうちに星空を楽しむための準備をして、
ベストシーズンに備えてみてはいかがでしょうか?
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アンタレスの食

2024-06-19 14:16:55 | 星空情報

6月20日(木)にさそり座の1等星であるアンタレスが月に隠される
「アンタレス食」が起きます。

広島では18時25分頃に月の暗い側から潜入し、19時10分頃に月の明るい
側から出現します。

対象が月(と1等星)ですが、高度が3°~10°ほどとかなり低いこと、
空が明るい時間帯であることで、観察の難易度は高めです。

方角は南東あたり、星座でいえば、もちろんさそり座の方向です。

ちなみに、アンタレスは、Anti(アンチ)=対抗する、Ares(アレス)=戦いの
神アレス(火星のこと)を合わせた「火星に対抗するもの」という意味を持ち、
空の中で、火星と赤さや輝きを競っているように見えることから名付けられたと
いわれています。また、日本では赤星や酒酔星などと呼ぶ地域もあったようです。

興味のある方はぜひ観察にチャレンジしてみてください。

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宇宙飛行士の報告会

2024-06-14 15:16:38 | 天文ニュース

2023年8月から2024年3月にかけて、2度目の宇宙滞在を行った
古川宇宙飛行士のミッション報告会が東京(東京大学安田講堂)で
開催されます。

各地のパブリックビューイングもありますので、現地での参加が
難しい方も報告会を視聴することができます。

どんな話が飛び出すのか、興味がある方はぜひ参加してみてください。


古川聡宇宙飛行士ミッション報告会
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日 時:2023年6月23日(日)13:00~(予定)
会 場:東京大学 安田講堂
内 容:オープニング
    古川宇宙飛行士ISS滞在中のダイジェスト映像公開!
    ISSミッション全体振り返り(映像と共に)
    トークセッション1:長期滞在中の「きぼう」利用ミッション紹介
    古川宇宙飛行士への質問コーナー
    トークセッション2:宇宙での生活・身体の変化
    古川宇宙飛行士への質問コーナー
    クロージング

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詳しくはこちらへ
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おとめ座で食

2024-06-12 13:42:09 | 星空情報

6月14日(金)の夜に、おとめ座のβ星であるザビヤバの食が起きます。

食とは、ある天体が他の天体を隠してしまう現象のことで、今回は半月による
恒星食です。ザビヤバは4等星ですので、月との明るさの差がかなり大きく、肉眼より
も双眼鏡、双眼鏡よりも望遠鏡での観察をおすすめします。

呉市では、22時28分頃~23時28分頃に西の空、高度25°~15°あたりで起きます。

比較的観察がしやすい高度、時間帯ですので、チャレンジされる方はしっかりと準備
をして観察に備えてください(虫よけ対策を忘れずに!)。

恒星が月に隠されていき、また月の後ろから出てくる様子はけっこう面白いですよ。
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時の記念日

2024-06-09 14:35:21 | その他

明日、6月10日は「時の記念日」です。

これは、今から104年前の1920年に制定されたものです。

日本書紀の中で、671年6月10日(グレゴリオ歴)に漏刻(水時計)が設置され、
鐘や太鼓を打って時を知らせたという記述があることから、この日が選ばれました。

ちょうど太陽が真南に来た時を正午としていたなど、元々、時刻は天体観測によって
決められていたので、時と宇宙はとても深いつながりがあります。

現在の時刻の決め方は、少し天文から離れてしまっていますが、どのように時刻が
決められているのかを調べてみると、とておも面白い発見がたくさんあると思い
ますよ。
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