オリオン座流星群が10月21日(木)にピークを迎えます。
流星群の流れ星は流れた軌跡を後戻りしていくと、空の中の1点に集まります。
今回ピークをむかえる流星群は、この点(輻射点と言います)がオリオン座に
あるため、オリオン座流星群と呼ばれています。
この流星群の材料をまき散らしていったのはハレー彗星で、2006年には1時間
あたり100個という活発な活動が見えたのですが、ここ最近は出現数が減って
います。
今年は21時頃にピークが予想されていますので、21日(木)の夜から22日(金)
の朝にかけての観察がよいでしょう。流星の出現条件が良くなるのは深夜から
明け方にかけてですので、遅い時間に観察することをおすすめします。ただし、
今年はあまりたくさん流れないことが予測されている上に、ほぼ一晩中月明かり
に邪魔されてしまうので、条件としてはかなり悪いです。
なお、この流星群は速い流星が多いので、見逃さないようにしっかりと観察
してみてください。また、ピークがなだらかですので、極大日の前後に観察
をしても、ある程度の数の流星が確認できるかもしれません。
年間三大流星群の1つである、ふたご座流星群が12月に控えています。
この機会に流れ星の見つけ方をマスターしておくとよいですね。
ただし、夜はとても冷え込みますので、しっかりと防寒をして観察してください。
流星群のおすすめの観察方法は、
(1)東を向く
(2)そのまま仰向けに寝る(足が東、頭が西)
(3)空の広い範囲をぼうっと見る
(4)流星が現れたらそっちを向いてしっかり観察する
です。