2018年10月まで太陽系外にある惑星を探査していた探査衛星「ケプラー」
の観測データを改めて見直したところ、これまで見逃されていた惑星
(Kepler-1649c)を新たに発見しました。
この惑星は「Kepler-1649」という赤色矮星の周りを19.5日ほどで
回る、地球と同じくらいのサイズの天体です。さらに、この場所
での温度環境は-60℃~-20℃と考えられるので、もし、大気の
影響などで天体が暖められているとしたら、水が液体で存在できる
可能性があります。
ただし、母星である赤色矮星はフレアという爆発を起こすことが
あるため、生命が生存には地球よりも過酷な環境であるようです。
大気があるのか?水があるのか?生命が存在できるのか?といった
詳しいことはまだまだ分かっていませんが、ここまでサイズと温度
環境が地球に近い天体が見つかったのは初めてですので、これから
の研究の成果に期待しています。
地球とKepler-1649c(想像図)の大きさ比較
(画像:NASA/Ames Research Center/Daniel Rutter)