探査機「はやぶさ」が小惑星イトカワから持ち帰った微粒子を
分析したところ、表面に最低でも4種類の模様があることが
分かりました。
これらの模様はそれぞれのでき方が違っていると考えられ、
イトカワの歩んできた歴史がここに刻まれていると言えます。
すなわち、模様を読み解くことで宇宙の中でイトカワに起きた
出来事を解明していけるのです。
最も古いと思われる模様は約40億年前にイトカワがまだ他の
大きな天体だったころに出来上がったものと考えられています。
この他にも宇宙風化で出来た模様や粒子同士が擦れてできたと
考えられる模様などがあります。
様々な困難の中、地球へと宇宙の貴重なサンプルを持ち帰って
くれたこと、素晴らしい成果だったと改めて思いました。
後継機の「はやぶさ2」もリュウグウからどのような知見を
持ち帰ってくれるのかとても楽しみです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます