ハッブル宇宙望遠鏡(HST)によって、8.5年の周期で定期的にプラズマの
塊を打ち出す星が観測されました。
この星はうみへび座V星(距離:1,200光年)という名前で、赤色巨星と呼ばれる
年老いた段階にあり、大きく膨れ上がってます。おそらくは未発見の伴星があり、
公転の途中にV星の中を通過する際にV星の物質を剥ぎ取り、このような放出を
起こしているのではないかと考えられています。
こうしたプロセスを経ることで、惑星状星雲という軽い星の最終段階に至るの
かもしれません。
具体的な放出機構は分かっていませんが、また1つ宇宙の新しい現象が判明し、
宇宙のことをさらに理解できるきっかけになりそうです。
(画像:NASA, ESA, and A.Feild(STScI))
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