呉市かまがり天体観測館

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プラズマを打ち出す星

2016-10-12 13:10:48 | 天文ニュース

ハッブル宇宙望遠鏡(HST)によって、8.5年の周期で定期的にプラズマの
塊を打ち出す星が観測されました。

この星はうみへび座V星(距離:1,200光年)という名前で、赤色巨星と呼ばれる
年老いた段階にあり、大きく膨れ上がってます。おそらくは未発見の伴星があり、
公転の途中にV星の中を通過する際にV星の物質を剥ぎ取り、このような放出を
起こしているのではないかと考えられています。

こうしたプロセスを経ることで、惑星状星雲という軽い星の最終段階に至るの
かもしれません。

具体的な放出機構は分かっていませんが、また1つ宇宙の新しい現象が判明し、
宇宙のことをさらに理解できるきっかけになりそうです。



(画像:NASA, ESA, and A.Feild(STScI))


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