ちょうど１週間前の４月29日（木・祝）、中国の宇宙ステーション「天宮」を
構成する３つのモジュールの１つである「天和」が打ち上げ・軌道投入に成功
しました。
中国国家航天局によると完全稼働は2022年末頃を予定しており、通常３名、
最大６名の宇宙飛行士が滞在できるとしています。今後、有人宇宙船や貨物船、
残り2つの実験モジュールの打ち上げを実施して、宇宙ステーションを完成させる
計画です。また、完成後には望遠鏡の打ち上げと設置も予定されています。
宇宙開発の分野で成果をあげている一方、心配もあります。
「天和」の打ち上げに使用されたロケット長征5号Bが現在制御されておらず、
５月９日（日）13時37分（日本時間）の前後28時間で地球に落下することが
分かったのです。
落下予測地点はメキシコ沖の太平洋上ですが、そこから大きく外れる可能性も
十分にあります。外れた場合も人が住んでいる場所への落下の可能性はかなり
低いですが、万が一があるかもしれません。
より正確な落下地点が分かるのは落下の数時間前ですので、これからの推移
を見守るしかなさそうです。
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