新しくお仕事を始めるにあたり、久しぶりに古ぅ〜いドラッカーの本をひっぱり出してきた。
この本の中で好きな言葉が、この2つだ(↓)。
● 成果をあげる秘訣を一つだけあげるならば、それは集中である。
● 成果をあげる人は最も重要なことから始め、しかも一度に一つのことしかしない
すでに成功している立派なビジネスで、利益もたくさん出ていて、スタッフもたくさんいて、売れる商品もたくさんあるというのなら、この言葉はあまり意味を持たないかもしれない。そういう状況であれば、やりようはいくらでもあるからだ。
しかしそうでないなら、つまり現時点でロクに利益も出せていない状況か、あるいは新たにビジネスを立ち上げる場合は、この言葉はかなりの価値を持つ。
選択と集中。それを言葉にする人は多いが、実践できている人はほとんどいない。
拡大せよ!という経済的あるいは政治的プレッシャーに負けてしまい、なにか意味あることをしているふりをせねばならず、たいていは本当の集中が出来ていないのだ。
そしていつまで経っても儲からない。あるいは却って損益が悪化したりする。
この本の中で、私は以下の2つの章に関心をもった。
(1)時間を管理する
(2)もっとも重要なことに集中せよ
以前も書いたことがあるが、この本の中からいくつか言葉を拾ってみた。(・・・)は省略した部分だ。
以下の全部が素晴らしいよ。その通り。
● 成果をあげる者は、時間が制約要因であることを知っている。成果の限界を規定するものは、もっとも欠乏した資源・・・時間である。
● 時間を無駄に使わせる圧力は常に働いている。何の成果ももたらさない仕事が、時間の大半を奪っていく。
● 時間を浪費する非生産的な活動を見つけ、排除していくことである。
● 自らの組織、自分自身・・・に何ら貢献しない仕事に対しては、ノーということである。
● もはや生産的でなくなった過去のものを捨てることである。
● 「これは価値があるか」を自問する。
● 成果をあげる人は、もっとも重要なことからはじめ、しかも一度に一つのことしかしない。
● いかなる成果もあげられない人のほうがよく働いている。
● 生産的な仕事は、それらに使える時間の量を上回って存在する・・・どの仕事が重要であり・・・(重要で)でないかの決定が必要である。
● 優先順位の決定は比較的容易である。劣後順位の決定、すなわち取り組むべきでない仕事の決定とその決定の順守が至難だ・・・。
しかし実体は、往々にしてことごとく逆を行っていたりする(笑)。
上記の項目のうちの最後の「優先順位の決定は簡単であって、難しいのは劣後順位の決定だ」というのは本当だ。
「これをやろう!」と言うのは、ポジティブに聞こえるし、反対も出にくい。簡単なことだ。
本当に難しいのは「これは止めておこう。儲からないから」と言うことだ。それは勇気が要ることなのだ。経済的には害悪であってもそれを担当業務にしている人々も同じ組織内にいたりするから、「これを止めよう!」なんて言うことは反発を招くしね。でも捨てることを断行できない組織ではいつまで経っても利益が出せない。
ということで、ドラッカーの再読でした。
こんなの(↑)もありましたね。
この本の中で好きな言葉が、この2つだ(↓)。
● 成果をあげる秘訣を一つだけあげるならば、それは集中である。
● 成果をあげる人は最も重要なことから始め、しかも一度に一つのことしかしない
すでに成功している立派なビジネスで、利益もたくさん出ていて、スタッフもたくさんいて、売れる商品もたくさんあるというのなら、この言葉はあまり意味を持たないかもしれない。そういう状況であれば、やりようはいくらでもあるからだ。
しかしそうでないなら、つまり現時点でロクに利益も出せていない状況か、あるいは新たにビジネスを立ち上げる場合は、この言葉はかなりの価値を持つ。
選択と集中。それを言葉にする人は多いが、実践できている人はほとんどいない。
拡大せよ!という経済的あるいは政治的プレッシャーに負けてしまい、なにか意味あることをしているふりをせねばならず、たいていは本当の集中が出来ていないのだ。
そしていつまで経っても儲からない。あるいは却って損益が悪化したりする。
この本の中で、私は以下の2つの章に関心をもった。
(1)時間を管理する
(2)もっとも重要なことに集中せよ
以前も書いたことがあるが、この本の中からいくつか言葉を拾ってみた。(・・・)は省略した部分だ。
以下の全部が素晴らしいよ。その通り。
● 成果をあげる者は、時間が制約要因であることを知っている。成果の限界を規定するものは、もっとも欠乏した資源・・・時間である。
● 時間を無駄に使わせる圧力は常に働いている。何の成果ももたらさない仕事が、時間の大半を奪っていく。
● 時間を浪費する非生産的な活動を見つけ、排除していくことである。
● 自らの組織、自分自身・・・に何ら貢献しない仕事に対しては、ノーということである。
● もはや生産的でなくなった過去のものを捨てることである。
● 「これは価値があるか」を自問する。
● 成果をあげる人は、もっとも重要なことからはじめ、しかも一度に一つのことしかしない。
● いかなる成果もあげられない人のほうがよく働いている。
● 生産的な仕事は、それらに使える時間の量を上回って存在する・・・どの仕事が重要であり・・・(重要で)でないかの決定が必要である。
● 優先順位の決定は比較的容易である。劣後順位の決定、すなわち取り組むべきでない仕事の決定とその決定の順守が至難だ・・・。
しかし実体は、往々にしてことごとく逆を行っていたりする(笑)。
上記の項目のうちの最後の「優先順位の決定は簡単であって、難しいのは劣後順位の決定だ」というのは本当だ。
「これをやろう!」と言うのは、ポジティブに聞こえるし、反対も出にくい。簡単なことだ。
本当に難しいのは「これは止めておこう。儲からないから」と言うことだ。それは勇気が要ることなのだ。経済的には害悪であってもそれを担当業務にしている人々も同じ組織内にいたりするから、「これを止めよう!」なんて言うことは反発を招くしね。でも捨てることを断行できない組織ではいつまで経っても利益が出せない。
ということで、ドラッカーの再読でした。
こんなの(↑)もありましたね。
仕事柄、私もこの本を書いました。そうです、選択と集中は誰しもが言うが、出来ている人などほとんどいません。誘惑と圧力に負けて先が見えないまま作業が増えコストばかりかけてしまい、利益が出ない。いつまで経っても儲からないが、あれこれ手を出しているうちにその儲からない作業を仕事とするチーム、人たちが増殖してしまい、組織全体が後戻りできなくなるのです。いろんな企業に出かけてますが、そんなのだらけですね。
以前、タケノコさんと同じような会話を
した覚えがあります。タケノコさんは
多くの企業の内側を見て来られたから
こうしたことは各社各様なるも、
そこには根っこが共通の珍現象を見る
ことも多いのでしょう。
優先順位を決めるのは簡単だが、難しいのは劣後順位を決めること。その通りですな。新たなことを「止めておこう」とするのも大変だが、すでに始まったものを「止めよう」と言うのはさらに大変だ。それを仕事にしている人は、存在意義を否定されたようなもんだから、必死で反論し、存在に意味付けしようとする。ちょっと考えればおかしいことはわかりそうなもんだが、その人たちの珍妙な言い訳が繰り返され、政治的にもうまく立ち回ってポジションに居座り、数年はすぐに経ってしまう。組織というのは常に厄介なものです。
珍しい。昼間はずっと寝ておられるのか
とばかり思ってました(笑)。
はい、劣後順位を断行するのは勇気が要ります。
結局すてられないまま、不要な部分を
維持し続け、それは経費を増大させ
るが、それが無駄だと指摘されることが
都合の悪い人たちもたくさんいるため
一気には処理は進まない。何年もかかり
ますね。
やろうと思ってもなかなかできないことなんでしょう。
実際には。障害が多すぎる。
だから痺れるというか、新鮮に見えたの
だと思います。
自分たちの年代で一流企業に
転職できたという事実は、かなりの
専門職としての実力と実績がない
と実現できませんからね。新しい
会社で頑張ってください。
もしも高校野球の・・・この表紙に
惹かれて購入したビジネスマンも
多いと思いますが、ドラッカー関連
の書籍を読みこなすにはかなりの
国語力が必要でほとんどの読者が
途中挫折したのではないでしょうか?
自分も結局、本書は読ず、ドラッカー
の解説書を購読しました。マネージャ
ーに関する著述が多いのですが、
人情味ある記述もあって、自分の
記憶では、「マネージャーも人間、
下から切られたら痛い」という記述も
ありましたし「ビジネス限っては人は
性悪説で臨むべき」といった理論も
納得出来ました。
時間管理に関する記述は見事で
仕事のできる人=仕事の早い人
仕事の遅い人で仕事のできる
ビジネスマンに自分も会ったこと
はありません。
こんばんは。
もしドラ、はやりましたね。読んだ人も多かっ
たと思います。最近はさっぱり聞かなくなりま
したけど。
ビジネスに限ってはヒトは性悪説で臨むべき
なんて話もありましたか? それは知りません
でした。残念ですが、本当かもしれませんね。
ドラッカーなんて普段読むことはないのですが
久しぶりに引っ張り出して読んでみました。
ほとんどのところが、「そうだよな、そうだよな、
うん、うん」と素直にうなづけるものばかり
でした。「神様」と言われるドラッカー。
お亡くなりになってもうかなり経ちます。
だんだんと読まれることも少なくなるのでしょう
けれど、たまにはこういうのもいいですね。
こんばんは。
お仕事関連のお勉強も、お忙しいですね。
どんな組織も、一旦、事が動き始めると、
おっしゃるように、
後戻りは、なかなかできるものではない、
と思います。
だから怖いのですが、
怖いとだれも言えなくなるのです。
私なんか、
集中力の欠片も無くなりました。
そうでしたか。集中力の欠片もなくなる
と、もともとはそれが自分のせいでない
が、それがまた次の惨事の遠因になった
りして、ふんだりけったりですね。
難しいものであります。