「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

鎌倉市大町(2) 安国論寺から戻りスズキヤさんのぶたチクにんにく胡椒味を食べる

2024-10-08 14:21:33 | あちこち見て歩く
前回の話のつづき。

安国論寺がつくった樹木葬のお墓だ。



安国論寺 かまくら樹陵 松葉ヶ谷の杜。



松葉ヶ谷というのは、このお寺のある場所のこと。アンカレッジというなんとも変わった名前の会社がお寺から委託されて、樹木葬のお墓を販売している。

最近は「樹木葬」というその言葉の本来の意味がよくわからないような、つまり樹木がまったくないお墓が樹木葬用墓地として販売されている。

その点ここは樹木葬的であるねえ。


隣接して奥には安国論寺の墓地がある。


同じ安国論寺の境内の中にありながら、安国論寺の古くからの墓地と、販売中のこの樹木葬の墓地には大きな違いがある。

樹木葬のお墓は土地面積が小さい。高価な墓石がない。小さな石のプレートが置かれるのみである。お墓にお金を使うことに抵抗がある人向けに近年開発された墓の形式だ。

次にこの樹木葬の墓地は、お寺の境内にありながらお寺とは切り離された場所である。本来お寺のお墓とは、そのお寺の檀家の人々が先祖代々入る場所。そしてその場所を檀家が永代にわたり使用する。将来世代も希望すれば、そこに葬られる(ただしお墓の規模により物理的制約はある)。檀家としてお寺に貢献し、お寺の行事にも参加し、寄付が必要であればそれも行い、お寺で法要を行い、親族が亡くなったらお寺からその人の戒名ももらい、それらすべてかなりの費用がかかることだが、そうやって経済的にお寺を檀家として支えているわけだ。

しかし樹木葬のお墓を契約する人々は違う。そのお墓を契約した家族は檀家になる必要がないのである。お墓も安価であるし、檀家としての経済的負担も免れる。樹木葬のお墓とは、少子化と人の流動化で檀家制度が崩壊し始めた時代の新しい形態のお墓なのである。


狭い空間なので、多くは入れない。ここは、事前に登録された人のお骨が1体から4体まで入る。お骨の数により契約価格が変わる。1体なら60万円、4体なら160万円だ。

ここの契約では、登録者の誰かが存命の間は管理費が発生する。契約した全員が納骨されてから定められた期間が過ぎると、全部が掘り出され合祀墓に移されて終了。とりあえず個別のお墓に入りたいが、永遠ではなく、しばらくすると赤の他人と合同のお墓で一緒になるが、おそらくその頃には子孫もあまり関係なくなっているだろうから、それでもまあいいやという少子化時代にふさわしい形態と言える。

しかしそれは先祖代々が葬られ一族が永代供養となる檀家さんのお墓とは異なるわけで、そうであればべつに安国論寺が経営するこの樹木葬のお墓でなくても、最初からどこかの霊園の合祀墓を選べばいいんじゃないの?という形式でもある。そちらの方がはるかに安い。


最近は伝統的で高価なお寺のお墓がさっぱり人気がないものだから、こうした中間的形式の樹木葬なんて形式が生まれ、それが檀家制度の崩壊で困っているお寺を経済的に支えている。

墓みたいな形式があり、数十年後には他人とごちゃまぜにされちゃうんだが、とりあえず最初は自分はその墓みたいな所に入れるし、名刹安国論寺の通常の墓地よりは金銭的にお手軽ってことなんだろう。でも死後の自分のことを本当に案じているなら、それは未来永劫の問題であるけどねえ。難しいね、選択が。

などといろいろ考えながら退出。


異国情緒満点だね(↓)。ナイスだ。


参道を帰りましょう。


安国論寺の横には大町大路にそって大黒堂がある。


この脇には階段がある。


ここからも富士見台に通じているのかな?

先を急ぐ。


メレルのトレッキング・シューズって、ほれぼれする(笑)。

本当に歩きやすい。

大町大路を行くよ。


名越の切通へと向かう道だ。

あ、古いの発見!


右から仕切弁とある。弇は昔の字。神奈川水道局のものだ。

これは相当古いよ。

この細い道を向こうへ抜ける。


その先は県道だ。


そして左へ曲がると邦栄堂製麺がある。


残念。

最近営業開始時間が遅くなった。

麺を買いたかったのに。

古い洋館が鎌倉市内には多く残る。


大町の中を北へ向かう。


路地を見ながら歩きましょう。


妙本寺の総門まで歩いて来た。


こちらは本覚寺。


中には入らない。

こちらも安国論寺と同じく日蓮上人の関係。

身延山久遠寺(山梨県)にある日蓮上人の遺骨が分骨されたことから、ここは東身延と呼ばれている。


「東身延」って、私は最初何のことか?と思った。

東急ストアでお買い物。


さあ、七里ガ浜東へ帰りましょう。


鎌プリ下の踏切で江ノ電。


自宅に到着。


二時間後、お腹が減りました。

スズキヤさんのぶたチクにんにく胡椒味を食べよう。


網を出してくる。


これ(↓)、おいしいよぉ~。


豚の心臓の大動脈ね。

それをスズキヤさんが見事に味付け、加工処理している。

管が見えるでしょ?


脂も多くて、それが甘いのだ。


サントリーのペールエールであるTOKYO Craftを飲みましょう。


これはかなりおいしい。

大メーカー品であるからして、ローカルなブルワリーの製品ほど高くはないし。

どんどん焼けるぶたチク。


なんておいしいんだ。

最後まで焼き続ける。


肉まみれになったので、野菜も呑み込む。

伊藤園の充実野菜ね。


スズキヤさんのお肉が買いたい人は、同社のHPからどうぞ。

コメント (12)
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