まずはこの曲からね。
Beach BoysでGood Vibrations ♪
私は間もなく64歳。
厚生年金に関しては受給が始まる。
受給開始繰り下げはせず、さっさともらう。繰り下げをすると年間の年金受給額は増えるが、年金をもらわないうちにさっさと死ぬかもしれずその場合は損する。また年金を早めに受け取り、それを上手に運用すれば全体の収支は良くなる可能性がある。
数か月前に、日本年金機構から送られて来た公的年金のしくみの解説。
こんなこと、私でも知ってるわ。
一定数のサラリーマンは、その上にさらに企業年金もあるよね。最近ではideco。さらに別途個人年金を自身で貯めている人もいるだろう。他にNISAで株式投資とか。あるいはもっと勝手にいろいろやっている人もいるだろうね。
公的年金の受給手続きを始めないといけないのは知ってるけれど、私には(誰にでも同じことだが)それが始められない理由があった。
誕生日の前日にならないと、書類の提出も必要書類の取り寄せも出来ない仕組みになっているからなあ(↓)。どうしてでしょ?
厚生労働省は、わずかでも給付開始を遅らせたいのか?(笑)
添付書類を揃えるにあたり、ここを読む(↓)。
「スタート」にある「子」の定義とは何か?
それはこちら(↓)。
私はそんなの関係ないわ。
しかし加給年金額(↓)は私もおおいに関係あり。
一般に妻は夫より若いケースが多い。我が家もそうだ。
妻が年金受給者となるまでの期間、夫の年金だけでは暮らすのが難しいケースもあるから、加給年金って制度がある。
ということで、私がどんな書類を提出するべきかは、おおよそ理解した。
鎌倉市役所に行かないといけないね。
そして書面を64歳の誕生日以降に受け取って、すぐさま藤沢の年金事務所に行けばよいということになる。
しかし藤沢の年金事務所に書面を提出するには、事前にインターネットで面談を予約した方が良いらしい。郵送で済ませることも出来るが、何か間違いや書類に不足がある場合、直接面談した方が問題がすぐに解決できるし。
じゃあ、そうしましょう。
まずは誕生日を過ぎたら鎌倉市役所へ行って、書面をもらう。
同時に藤沢の年金事務所の予約をする。
私は1980年代後半に英国に赴任していたが、社会保障協定による英国の公的年金の受給資格があるかもしれない。でもないかもしれない(笑)
まあいいや。それはその時に相談しましょ。
なんてことをしていたら、ドガティ君が「おとーさん、何してるの?」と寄って来た。
そうだよね、不思議だよね。
おとーさんはお金の計算をしているんだよ。
ここまでは21日(月)の話だ。
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ここからは22日(火)の話。
これは22日(火)の朝5:00AMの米国ドル金利の状態。
つまり米国東海岸時間で21日(月)の夕方4:00PMだね。
ドル金利がどんどん上昇中だった。
本来ならドル金利上昇を最も嫌がるナスダック市場(米国の新興企業株式銘柄を中心とした取引所)は、この日なぜか急上昇。
1日で+1.56%ですって。
米国株式の代表的指標であるS&P500のヒートマップがこちら。
マイクロソフト、Amazon、アップル、テスラ、Google、メタ等の時価総額が大きい(箱の面積が大きい)ハイテク系銘柄が緑色(=株価が上昇)だね。しかしよく見ると、時価総額が小さい(箱の面積が小さい)その他の銘柄は、赤茶色(株価が下落)で、その銘柄数は多い。
昨日はそんな日、つまり一部ハイテク系の新しい企業だけが、4-6月の好決算発表が期待されて株価が上がり、全体ではプラスになったが、決してすべての銘柄が良いわけではなかったってことだったんでしょう。
先日の日本経済新聞の記事(↓)。「運用立国」を目指さなければならないと言う。
しかし何十年同じことを言ってるんだろう? そしてなぜ日本が運用立国にならずに、国民は機会損失を長年経験しているんだろう? 行政が怠慢なのか、国民が怠慢なのか、あるいはその両方が怠慢なのか。
これから自分が受給者になろうとしているのに、こんなこと言うのも何だけど、先が見えない確定給付型の公的年金制度もさっさと根本から変更あるいは縮小して新たな制度を作ってしまえばいいのに。若い世代が不公平感あるいは失望を感じ、公的年金の保険料納付を渋るのもわかるわ。
私的年金制度だけど、オーストラリアの被雇用者の確定拠出年金制度なんてすごいよ。スーパー・アニュエーションって言うんだけど、あれ、いいね。かつて農業国のイメージが強かったあちらの国民は、今じゃ我々よりはるかに豊かに蓄財している。
日本は相対的にとても豊かな国だったのに、いつの間にか他国にいろんなことでどんどん抜かれている。移民受け入れと同様、投資も「他の先進国の人々と異なり、日本人には不向き」なんて日本人自ら日本特殊論を唱えている間に、発展途上国の人の方が投資に敏感になってたりして。。。
ちょっと古い資料だがオーストラリアのスーパー・アニュエーションとはこちら:
毎年秋に米国系コンサルティング会社のマーサーが世界の年金制度のランキングを発表している。調査では各国の公的、私的年金制度全体を評価しているらしい。
1.十分性(Adequacy)←ちょっとヘンな日本語だ(笑)
年金給付額が年金生活者の生活を支えるに十分か?
2.持続性(Sustainability)
年金制度が今後も変わらずに提供できるものか?
3.健全性(Integrity)
年金制度が信頼に値するか?←2.と重なりそうだが。
それら各項目を採点し、合計点で各国の総合ランキングを出す。この調査では昔からオランダやデンマークが非常に安定して最高位にあったが、最近ではアイスランドがトップの地位にある。
以下に添付するのは、現時点で最新の昨年秋に発表されたランキング表だ。先ほど述べたオーストラリアは6位だね。
我が国はどこよ?と見ると、チリやコロンビアやマレーシアやアラブ首長国連邦や南アフリカよりも下で、44か国中35位だ。中国やインドよりちょっとまし・・・くらいなもんだ。
日本って、平均的年金給付額は楽しく生活するには足りないし、途中で制度の維持が難しくなって見直しされているし、実態的に給付水準が切り下がっているし。信頼度は低いわな。各自が勝手に「運用立国」して自分を守るしかないね。
【つづく】