「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

春の鎌倉 / 極楽寺の御開帳、大仏切通、笛田・極楽寺の住宅地へ

2022-04-14 04:16:38 | あちこち見て歩く
春の鎌倉を歩きましょう。

4月7日から9日まで、極楽寺では本尊の御開帳が絶賛開催中だった。

鎌倉検定資格保持者の妻が「本尊釈迦如来像を見ておきたい」というので、私もお供として付いて行った。

今回の画像は4月8日に撮影したもの。6日前だ。

こちらは我が七里ガ浜住宅地の一部で、住所で言うと鎌倉市稲村ガ崎5丁目。


音楽付きです。YouTubeでこれを聴きながら、ごらんください。

Chopin - Best of Piano

 

暖かい春の日。玄関前で猫がこっちを見ている。


にゃん♪

住宅地の端っこの階段。


この階段は、もう何十回もこのブログに登場しているね。

山道を上る。


下る。


すると住所は鎌倉極楽寺に切り替わる。

成就院のお墓だ。


これはシャガ。


英語だとバタフライ・フラワーと言うらしい。

学名はイリス・ジャポニカですって。


春になると、このあたりではやたら咲いている。

極楽寺の谷戸のひとつを行く。


シャガが咲くところには、これも咲く。


はて、これは何という名前だったか。

すぐに極楽寺に到着する。


これが山門だ。

堂々の家紋で、ミツウロコ。あの石油やガスの会社じゃないよ。


ミツウロコは北条氏の家紋。

自撮り棒と三脚は禁止ね。



境内に入るのは久しぶりだ。


この日は、ずいぶんたくさんの人が来ていた。


本堂の中まで入れてもらえた。


不動明王坐像、薬師如来坐像、文殊菩薩坐像があって、間近に見られた。

ここにもミツウロコ。開基は北条重時。


時宗公お手植えの咲分け桜が見える(↑)。

解説はこちら。


全体はこんな木の形だ(↓)。


解説にあるとおり、一重の花と八重の花が混じりあう桜の木なのだ。

これは八重かな。


これも八重かな。


こっちは一重。


これもそうだね。


珍しいね。

八重たって、よくある八重桜あるいはカーネーションのように幾重にも重なったものではないが。

開基重時公のお墓へ行くには、極楽寺の本堂の裏から境内を出て山の方へ向かう。


左右、どっちに行けばいいのか?


結構な登坂だ。


この先だ。


でもね、お墓自体は撮影不可になっている。


ということでお焼香をして戻る。

再び山門の前。

今日はミツウロコをよく見る日だ。


稲村ヶ崎小学校の正門前を北上する道がある。


谷戸を上がって行く。

ここからは以前一度ご紹介した道だ。


妻が大仏切通を歩いたことがまだないというので、私もそれにお供した。

ここのところ、極楽寺あたりばかりを歩いている。

したがってブログ掲載の機会も多い。

大仏切通へ行くのに極楽寺からなら、ここが最短コースだ。


この谷戸は馬場と呼ばれるらしい。


ここのひとつ西の谷戸はわかりやすく「西ヶ谷」と呼ばれる。

道が細いね。


ここにもシャガ。


英名バタフライ・フラワー。学名イリス・ジャポニカ。

覚えましたか?(笑)

ここからは傾斜がきつい。


しかし、これ、何でしょうねえ?

なぜこんなつくりなのでしょう?


きっと何か経緯があるのでしょうね。

さらなる急傾斜に挑む。


もうぜえぜえする。


すると上水道施設にたどり着く。


この景色(↑)、ちょっと前にも掲載しましたね。

そこに上がるとご覧のとおり。


遠くに海も見えるよ。


休憩できますよ。

ここでお弁当を食べるといいかも。


ここで下の地図を見て、これからの道順を説明しておきましょう。

現代においてはだれもが幅広い藤沢鎌倉線(32号線)を使い、易々と長谷寺や大仏のあたりから藤沢市方面へとクルマで抜けて行く。でもこれは昔は無かった道路だ。鎌倉時代から何百年もの間、多くの人は大仏切通を歩いて上がったり下がったりしながらここを通り抜けたのだ。ご覧のとおり、二つは並行している。



ここから始まるウォーキングコースの詳細:
① 先に見た上水道施設。
② 大仏切通への一方の出入口。
③ 分かれ道で、大仏切通(左方向)と源氏山や北鎌倉(右方向)。
④⑤ このあたりは切通が連続する楽しい道。
⑥ やぐらがあり、その先で現代の藤沢鎌倉線にリンク。


下り道が続く。


大仏切通はまもなく始まる。


今度はすごい上り坂。


でもまた下り坂。


史跡ですからね。大事にね。


いかにも鎌倉だ。


周囲を山に囲まれた鎌倉と外をつなぐ古来からの道は、多くが切通しの形状であって、特に重要な切通は「鎌倉七口」と呼ばれる。

この大仏切通もその七口のひとつだ。何気ない撮影だけど、ここは重要なポイントなんだな。


ここらあたりは緩やかな下り。


どんどん下る。

前回ここを通った時と違って、妻が前にいるので、画像を見た人にとって切通の幅や高さが把握しやすいだろう。


下る下る。


鎌倉市の紋章。


前回の掲載時も何度も申しましたが、このコースは面白いですよ。


ここを前回(↓)私とドガティ君が通った。


小型犬向けの高さ感(?(笑))

途中でちょっと助けてあげれば、小型犬も十分楽しめる切通し。

やぐらも見ておきましょう。


前回と同じだけどね。

随分岩肌が削られ、その手前はステージのように平らだ。


何か小さな建物があったのかもしれない。

調べていないけど。

周囲はスギが多いよ。


はい、ここで大仏切通のコースは終了。


もう一度地図でご確認ください。

我々は⑥を出たところだ。



ここで旧道は、現代の道である藤沢鎌倉線(32号)に出会う。



藤沢市方面と鎌倉市(長谷)をつなぐ道路だ。

これを使えば、クルマでの鎌倉からの出入りはた易い。

火の見下バス停付近。


そのまま鎌倉市笛田から同市極楽寺へとつながる住宅街を行く。

自然の石を利用しながら、コンクリートと石で作った擁壁をつなぎ、その上に住宅が建っているという面白い構造。


このあたりは水がとても豊富だ。


岩壁を水がしたたり落ちる。


そして溝を流れ落ちる。

いいねえ、ちょっと京都みたい。そう言われればそういう気もする。


ここを流れた水は先ほどの藤沢鎌倉線(32号)に沿って北あるいは西へ向かって流れ、最後は柏尾川に合流する。そしてそれはやがて向きを南へ変え、江の島のすぐ近くで太平洋に注ぎ込む。

鎌倉中心部に向かった多くの流れが素直に寄り集まり、最終的に滑川となって南に向かって流れるのとは対照的だ。

しかしどれもこれも、やがて太平洋へ注ぎ込むことは同じ。


坂を上り続けると、やがてトンネルが見えて来た。

打越トンネルだ。


このあたりの小高い山を打越山と呼ぶ。

打越トンネルは、「おばけトンネル」なんてあだ名もあるよ。

【つづく】

コメント (16)
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