「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

終戦記念日の鎌倉はずっと雨 / 残ったビリヤニをオムレツにしてみた

2021-08-16 12:00:19 | 食べ物・飲み物
終戦記念日の鎌倉は雨にたたられた。

雨の日ってサティもいいけどバッハもよくて、要するになんでもいい。


ヨーヨー・マでどうぞ♪


朝です。

エアコンも要らない。寒いくらいだ。

上側の窓をちょっと開けて、風を通す。



「変わったことするなぁ~」とお思いの方も多いことでしょう。

はい、確かに下の窓を開けるのが普通のやり方である。しかし雨風ともに強い時にそれをすると、雨が屋内に吹き込む可能性がある。しかし上の窓を開けた場合は、すぐその上に軒と樋が水平距離で70cmほど外に向かって伸びているので雨は入らず風だけが抜ける。上下の上げ下げ型窓ってこういう時便利ですよ。雨と風の具合を見て、どれだけ窓を開けるかを決めればいい。ちなみに我が家には、左右スライド式の掃き出し型窓(床まで窓があって、人が出入りできるタイプ)は無い。

雨が強いので、ドガティ君の本格的な散歩はなし。軽くちょっと庭に出るだけ。

朝ごはんにしましょう。



横長の雨雲が本州、四国、九州を覆う。


散歩に行きたいのか、ニンゲンの朝ごはんがうらやましいのか、そろそろ自分の朝ごはんだと主張しているのか、とにかくドガティ君が寄って来る。


少なくとも散歩は無理よ。

雨を見せてあげましょう。


ね、散歩に行く気がしないでしょ。


豪雨ってほどじゃないが、かなりの雨量だよね。


いつも門扉のレバーに水がたまる。


しかしまあよく降るねぇ。


退屈極まりないワンコは座りながら寝そうになる。


撮影していると、気配で気づく。

「おとーさん、何?」


これは乾燥済みの洗濯もの。


そんなことをしていると、視線を感じる。

やはり君か。退屈だし、お腹は空いたしってところか。


まだ数分早いけど、あげましょう。


おいしいごはん。

雨は強くなるばかり。


庭に水撒きしなくていいね。

それだけは楽でラッキー。


でも降るにも限度があるでしょ。

千本松原という児童文学の小説がある。私がまだ小学生だった時、それを読んで私は川の近くあるいは低地ってこわいなあと思った。

オトナになってからもあちこち引っ越したけれど、それだけは避けている。


小学校時代の国語の時間に、その千本松原の感想文を書くことになり、私は川の近くや低地がいかに怖いかということを延々と書いたのだが、先生は「そういうことではなく、世の中の不条理とか当時の制度の怖さとかもっと書くことないのかね?」とおっしゃった。しかし感想文なんてものは内容は何でもよくて、自分が最も強く感じたことをストレートに表現できれば良いと思うのだが。。。

そう言えばアンネ・フランクの日記を読んで感想文を書くということが中学の国語の時間にあった。私はアンネ・フランクの家族が、戦争がかなり進んでからオランダに逃げたことが不思議で仕方なかった。だから感想文には「どうして家族は ①もっと早い時期に、②スイスへ逃げなかったのか?」という2点の疑問を書いた。そうしたらここでも先生は私に「もっと他に書くことないのかね? 戦争の狂気とかさぁ!」とおっしゃった。

しかし映画「大脱走」でバイクに乗ったスティーブ・マックイーンも、あるいは「サウンド・オブ・ミュージック」のトラップ一家も、陸路でナチスから逃れようとして目指したのはスイスだった。私はその確たる知識をもとに感想文を書いたのだが、先生にはそれが受入れがたかったらしい。

中学生ともなるとスイスが永世中立国であることや、第二次世界大戦が進むにつれドイツの周辺国がどうなって行ったかくらいは知っている。アンネ・フランクの日記をただ読んでそれについて感想文を書くというのはあまり面白くない作業だ。そうじゃなくて、アンネ・フランクの日記以外の中学生なりの様々な知識を総動員しそれらを関連づけながらアンネ・フランクの日記を読み、その上で感じたことや想像したことを感想文として書く方が、余程面白いことだと思うんだがなぁ。

ドガティ君のフードを小さく砕く作業。


しつけ用だ。

おりこうにすると、これがひとかけらもらえる。

さっそく横で伏せしてアピール中。


「なぜもらえない?」


だって今はそういう時じゃないんだもん。

雨だと、ついつい日本酒飲んじゃう。


雨で気温が低いと日本酒が合うよね。

高山商店で買って来た男山。

「あぁ~~~あっと!」と寝てしまったドガティ君。


そのまま静かに寝ていてくださいね。


おとーさんは相手できませんから。

冷蔵庫の中から野菜の切れ端を出して来る。


サラダを作る。


昨日からこのフライパンと蓋が大活躍だ。


昨日作り過ぎて余っちゃったアイスランド産ラム入りビリヤニ。


ただしラムは全部食べちゃった。ラム無しビリヤニだ。

これを「タマゴと豆乳とチーズでオムレツみたいにしたらええんとちゃう?」と妻が言うので、そうしてみることにした。

私は素直なオットだ。

ラムは全部食べてしまったので、代用品に西友のベーコンを入れてみよう。


西友のチーズに、西友で買ったタマゴ。


「なんかほしい・・・」


いい匂いがするでしょ。バターだからね。


バターと食用油を少しずつ。

洋食店の店主がオムレツを作るのに、バターと食用油を混ぜて作っていたので、その真似。

実はなぜそうなのか、私は意味がわかっていない\(笑)

男山飲みながらつくろうね。


タマゴを溶く。


豆乳を足す。


ビリヤニを突っ込む。


チーズも突っ込む。


よく混ぜる。


最初にベーコンを炒めましょう。ドガティ君は見えないフライパンの中を想像して興奮している。


バターとベーコン。いい匂いだね。


ベーコンを炒め終わったら全部を投入。


平らにならそう。


十分温めたら、弱火にして蓋して、あとはじっくりやりましょう。


ドレッシングづくり。ご覧の3種だけを混ぜたもの。


何か落ちて来るまで待つ作戦。


そろそろ出来たみたいだ。


フライパンから出しましょう。

そして食卓へ。


おいしそうでしょう?

ラムは残っていないけれど、ビリヤニにはラムの香りが残っていたから、このオムレツもラムが香る。


とってもスパイシーなオムレツだ。

サラダもしっかり食べましょう。


裏側はこんがり焼けていて、これがまたおいしい。


サラダにはパクチーなんて入っていないのに、パクチーが香ると思ったら、ビリヤニに残っていたパクチーがそのままオムレツに混じりこんでいた。


二枚目も食べちゃおう。


タイ産ジャスミンライスがたくさん入っていて、ズッシリと重い。

おなかがいっぱいになるね。

途中でアンネ・フランクの日記の読書感想文に関して映画の話が2つ出たが、ご存じない方のためにこちらに動画を貼り付けておきましょう。大脱走でもサウンド・オブ・ミュージックでも、ナチスから逃れるために陸路を行く人々(映画では前者はアメリカ人で、後者はオーストリア人という設定)が目指したのはスイスってことがよくわかる動画だ。前者はバイクで派手に逃走し最後は失敗するが、後者はオーストリア・チロルらしくローデンの生地の服をまとって徒歩で静かにスイスへ逃れて行く。中学時代の私の読書感想文は先生によって否定されたが、私の感想というか疑問にも、それなりに根拠はあったのだ。

●大脱走

●サウンド・オブ・ミュージック
コメント (19)
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