「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

母はどんどん引っ越す

2011-06-05 00:00:50 | あちこち見て歩く
また母が引っ越した・・・っていきなりですが。私の両親は私に似て(ヘンな言いまわし?)引っ越しフリーク。父80歳、母70歳にして八ヶ岳山麓に家を新築し住み替えたが、引っ越して5年後に父が死んだ。父が死んだ時点で75歳だった母は鎌倉の私の自宅に取り敢えずの避難をするが、その後すぐに長野県岡谷市に移動。そしてさらに大阪府堺市に移動。さらにまた今回の転居。今年79歳。元気なことである。



今回も「こんなごちゃごちゃして煩いとこ、私、いややねん」と堺市の家に不満をもらし「どっかもっとキレイで静かなところに行きたいわ」と母が言うので、私が鎌倉の自宅から関西の住宅情報をインターネットで見ながら「こことここにこんな家があるけれど・・・」と紹介すると、翌週には母1人でその物件を見に行き、全部話を決めて来た。遠隔地から遠隔地へ勝手にスケジュールを決めて引っ越すので、息子(=私)も簡単には引っ越しの手伝いに行けない。しかし引っ越し作業については「業者のお兄ちゃんが、全部やってくれるさかい、別に私、なんもしんどあらへん。あんたかて忙しいねやから別に手伝いに来ることなんかあらへん」らしい。

今度母が引っ越した街は、関西の山の中の新興住宅街。クールな親子関係であり、母は母で自分の好きにしているのだが、息子として一応心配なので私は現地を見に行った。駅前(上の画像)は母が言うように「キレイで静か」で、それもおそろしいほど整然としている。駅前にはホテル(下の画像)がある。



夕方遅くにそのホテルに私は到着。チェックインした。



ど田舎のホテルであり、小規模だ。しかし非常に品格の高い感じ。なぜ?

駅前というのに周囲には食べるところすらない。住宅街として店舗が出来る場所を厳しく制限しているのだろう。ということで選択は出来ず、ホテルの中のレストランのひとつ、中国料理店を選ぶ。大きなレストランだ。テーブルクロスもかかり、インテリアも一流、私は一番乗りで、周囲に誰もいない。従業員さん達のお振る舞いも最高。私の撮った画像はブレブレで最低。今回のは全部、私の古い携帯で撮影しているから許して。



食べ物のオーダーを済ませてビールを飲む。大きな料理店で一人で宴会気分。味つけはかなりあっさりして、非常においしい。メインな料理として注文した鶏肉の甘辛炒めが、これまたかなりおいしい・・・。今度自分で真似して作ろう。ウェイターさん経由で料理人さんにお礼を言う。

これがホテルの1階。スタッフのサービスも非常に心地よい。



・・・って別に私は観光に来たわけじゃない。母の様子を見に来たのだ。

周囲は住宅街と公園だ。住宅はいかにも新興住宅街だ。



低層マンションも多い。人がいない。道路は立派で両側に幅広い歩道。そして並木。しかしクルマは少ない。



巨大な橋に巨大な屋根がつく。雨が降っても安心。でも人がいない。



いや、人がいないわけではない。周囲の住宅は、すべて人が住んでいる。子供が多い家庭の人々が乗りそうなクルマがたくさん停まっている。きっと活力のある街なのだろう。でも天候のせいか、外を歩く人がいない。



母の新居の前にはレンガで囲まれ格調高いイメージの公園が。そこにはなんとD51が展示されている。でもその公園にも誰もいない。



その後私は無事母と会った。母は元気そうなので安心した。家は3LDKの間取りで、79歳のおばあちゃんが一人暮らすには十分なものだ。キッチンなんて我が家の倍くらいあった。私は母の近況を聴き、ダイニング・テーブル上の電球を取り換えたり、一緒に買い物に行ったりした。そして親子の対面が終了。

これはD51の公園内にある池だ。散歩するには最適である。



ブラックバスくらいはいそうだが、ルアー・フィッシングは禁止である。

母の新しい生活は、ここで取り敢えず順調にスタートした。
コメント (10)
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