「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

津久井郡の思い出

2010-05-11 14:47:02 | 環境・土地
用事があって、津久井湖(神奈川県相模原市緑区)近辺に行った。私はかつてこのあたりに住んでいたので、馴染みの風景だ。今では、発展著しく新しく政令指定都市となった相模原市緑区の一部だが、長い間このあたりは郡部であった。神奈川県津久井郡の4町(藤野町、相模湖町、津久井町、城山町)だった。



東京都や山梨県と接し、山々と渓谷と点在するダム湖が楽しめる地域。キャンプ好き、トレッキング好きにはたまらない所だ。

大阪万博(1970年)の頃、この津久井湖ではすでにブラックバス釣りが行われていて、釣り好きな関西のガキだった私にはそれがたいそう羨ましかったものだ。今では関西でもブラックバスだらけで、寧ろ駆除されたりしているが、その頃関西ではブラックバスは釣れなかったからだ。



ナビが指しているのは「根小屋」と呼ばれる地域だ。同名の地は日本中に多数ある。現在の相模原市緑区津久井町根小屋(旧津久井郡津久井町根小屋)である。

「根」とは山周辺の平らなところ。「尾根」の「根」でもある。尾根の両サイドは急峻でも尾根と呼ばれる細い部分は平らだからだ。あるいは山のふもとの平らな土地の「根」だ。現在私が住んでいる鎌倉市の隣、逗子市には「逗子市山の根」という住所がある。

小屋(古屋)とは、城についた武士たちの住処あるいはその集落である。津久井湖の南側は小高い山で、その上にはかつて立派な山城があった。一方山の麓の比較的平らな「根」を選んでそこに仕える武士たちの「小屋」があったから地名も「根小屋」となったのだろう。



津久井湖の東の町名は城山町(旧津久井郡城山町、現在の相模原市緑区城山町)だ。正に城山。このあたりは自然好き、歴史好きな人には魅力的な場所だ。旧津久井郡は楽しいところだ。
コメント (10)
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