「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

植物の変化@七里ガ浜の小さな庭ワンダーランド

2010-05-08 18:00:02 | 
5月。どんどん気温も上昇。庭の植物もますます元気。

ついにカエデの種子を発見。少数ではあるが、いくつか出来ている。



どうも我が庭の南西の隅というスポットで波長が合わず、いまひとつ元気が出ないソヨゴも、ゆっくりではあるが新しい葉を出している。さて、どれだけ元気を回復出来るだろうか。ご近所の元気なソヨゴを見ると羨ましくなる。生き物の相手は難しい。



オリーブがつぼみをつけた! 昨年の今頃植えたオリーブで、昨年は結局つぼみも見ていない。さあ、今年はあの白い花が咲くのだろうか。



芝生は順調。でもすべてが順調なわけではない。



相変わらずどこかに養生中の芝生があるのでした。。。

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室内高@七里ガ浜自宅

2010-05-08 00:00:18 | 内装・インテリア
最適な室内高とはどれくらいのものなのだろうか。一度吹き抜けのある家の気持ち良さを経験すると、「高い方が良い」と思ってしまうかもしれない。しかしそうは言い切れない。室内の面積も同じことで、「広いほど良い」「高いほど良い」というのは少し単純に過ぎる。古い日本家屋で低い天井が心地よさをもたらすことを経験した人は多いだろう。何でも古い物が珍重される英国ロンドンの街中で、数百年前の馬小屋を改造したテラスハウスが一般住居として高値で取引されたりするのも、適度な狭さや低さが却って好まれる場合があることを示している。



我が家の寝室の室内高は梁が出ていない部分では250cmちょうどだが、梁が出ているところもたくさあんあり、そこは225cmしかない。「ハイスタッド」と呼ばれる室内高270cm以上の住宅も珍しくない最近の状況において、225cmというのは極端ではないけれど、低い方になるだろう。しかし実はこれが大層心地よい。「cozy」な空間なのである。あまりに広い部屋であまりに低い天井はヘンである。しかしながら我が家の寝室は残念ながら広いわけではない。適度に狭く、適度に低いことによる心地よさは出現しうるのだ。



我が家は兼好法師の教えのとおり、とにかく「夏暑くない」ことを旨として建てた家だ。そのことと天井が低いことは矛盾すると思われるかもしれない。しかし厨房のように熱源を用いるわけではなく、そこで何か熱い物を食べるわけでもなく、ほとんど横たわって寝ているかせいぜいちょっと座っている程度の寝室では、天井が低いからと言ってあまり熱を感じることもない。こうした寝室では、室内高よりも、部屋の向き、開口部の位置や面積、軒や庇の大きさ、風通しなどに室内の温度は大きく左右される。

我が家の中でも熱を持つものに近くて屋内の活動が多いところは、屋根の勾配そのままに天井を吹き抜けの作りにして涼しく過ごしている。加えて言うと、玄関や階段まわりは吹き抜けであり光も絞ってあるので、相当涼しい。



天井材と腰壁は同じパイン材だ。非常に安く無垢の木で製材されたものが手に入る。腰壁を使うと部屋が狭く感じられ、壁全体を板で覆うともっと狭く感じられるという指摘も多い。それは事実だ。だから腰壁や壁全体を覆う板壁を嫌う人もいる。しかし上の議論と同じで、「狭いのが心地悪い」「低いのが心地悪い」というわけではないのである。「狭く低いけれども心地よい部屋」というパターンも作りうるのだ。腰壁を用いることで、あるいは板壁にすることで、部屋が狭く見えることを怖がる必要はない。



腰壁とその上の塗り壁と天井と床。これらの色合いや素材感。室内高と腰壁の高さのバランス、腰壁のデザイン、無限の可能性があって難しい。寧ろあれこれいじることで心地悪くなるパターンが多いだろう。上の画像で無地の塗りの壁のところにストライプあるいは大きな花柄のクロスを用いたりしたらかなり煩くなっていたはずだ。服装で言えば、ピンストライプの上下のスーツに、ストライプのシャツを着て、派手なストライプのネクタイを結んだようなものだ。家の外観と同じで、内装も、いろいろな色や線や柄を混ぜこんで複雑にデザインするほど、図面上ではよく見えても、完成時の成功の確率はどんどん低くなる。

部屋の面積、室内高、壁や床や天井の素材や色やパターン、それらのバランス。そしてそれらに対する個人的な嗜好。すべて組み合わせて、人それぞれの快適さが決まるのだと思う。高いこと、広いことが良い、とは一概には言えないと感じる。
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