「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

アイルランドの紅茶を探す@七里ガ浜自宅厨房

2010-02-17 10:08:45 | 食べ物・飲み物
過去に何度か書いたとおり、我が家で紅茶と言えばブラック・ティーを選んで「スプーンが立つように」淹れ、そこにミルクをドボドボ加えて飲む。朝食時に体をシャキッとさせるために飲んでいるようなものだ。あれこれ異なる種類の茶葉を楽しんで飲むほど日に何度も飲むわけではないし、茶葉は生鮮食料品と心得ねばならず、開封後さっさと飲むには一種類の茶葉しか買えないので、朝食時以外に飲む時も同じ茶葉を同じような淹れ方で飲んでいる。

最近ずっと飲んでいるのがこれだ(下の画像)。



アイルランドの老舗紅茶店、Bewley'sのIrish Breakfast。とても上品かつシッカリとした紅茶だ。その品質とは別に、これが面白いと思ったのは以下の2点。

●Irish Breakfastというのは正に朝食時にピッタリな目覚めの紅茶となるものを指し、各茶葉商がそれを用意しているが、アイルランドの会社が自社の製品を「Irish・・・」と呼ぶところが、おもしろい。かなり英国あるいはそれ以外の国に売ることを意識しているのではないか。

●アイルランドは今や一人当たり消費量で英国を抜く紅茶消費大国だ。アイルランドの紅茶はアフリカ産の茶葉をうまく利用するのが特徴の一つとなっているが、この商品はそれをしていない。なんとアッサムを主にしてダージリンも使うという、インド・オンリーの構成である。これなら、「紅茶はインドかセイロン産茶葉に限る」としたジョージ・オーウェルを裏切ることもなく、楽しむことが出来るというものだ。



しかし紅茶をがぶ飲みする我が家は、夏にオーダーした3kgのこの茶葉をまもなく飲んでしまう。おそらく3月には次のものを注文しておいた方がよかろう。あれこれ探した。次はこれを買おう!と決めた。同じくアイルランドのBarry's Classic Blend。



ジョージ・オーウェルには悪いがアフリカ産も混じるブレンドだ。おまけにCTC製法である。茶葉はこんな感じになるのだ。



CTCとは一般的にはCrush+Tear+Curlの意味。Cut+Twist+Curlとも言われるらしい。細かくされ、丸められたような形の茶葉である。とにかく早く濃く出る。チャイにはそれがよく使われるらしい。ミルクで煮出して淹れる方式のいわゆる「ロイヤル・ミルク・ティー」なんかにも使えるのだろう。決して高級なものではなく、普通に朝からミルクティーでガブガブ楽しめる茶葉である。



パッケージはこんなのらしい。あれこれネットで探してみたが、合衆国から買わねばならないかもしれない。アイルランドの茶葉商の製品をなぜ合衆国から? 中にはミネソタ州?なんてのも。どうもいまいちアイリッシュな茶葉をオーダーする気になれない地名だ。地球一周の輸送。うーーん、もうちょっと探そう。買ったら、このブログで紹介する。
コメント (10)
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