交野山(341m) 生駒山地最北端に位置する山で、山頂からの眺めがよいことで知られています。去年より一週間早いのでササユリの開花状況が心配でしたが、昼までは降らないという予報に急いで準備をして出かけました。
大阪府道7号線奈良県道7号線は起点が大阪府枚方市で終点は大和郡山市冠山町、通称・枚方大和郡山線と呼ばれています。朝8時家をでて、すぐ近くの富雄川に沿って北上します。富雄駅付近と国道163号と交差する付近で少し渋滞しましたが、あとは順調に走って「くろんど池」の横を通ります。次第に急勾配の山道になり、峠を越えて大阪府に入ります。ここは、古くは「傍示越え」と呼ばれて、平安時代には現在の交野市にあった八葉蓮華寺の僧兵たちが利用した道といわれています。その後も北河内から大和に向かう道として利用されてきたようです。峠を越えるとすぐ右手に広い駐車場があります。9時の開門直後でしたが、すでに先着の車が1台置いてありました。
9時5分スタート。急な木の階段で尾根に登り、いったん水の流れのある谷間に下って登り返します。ウグイスに交じってホトトギスの声も聞こえました。稜線に出た処には、直進して下ると「白旗池近道」と記された標識があります。
右手に赤い鳥居が見え、左に登っていくと二つ目の鳥居の上に大きな岩があります。右側の金属製の階段を登ると山頂は間近です。
山頂には観音岩と呼ばれる大きな二つの巨岩があり、太い鎖に囲まれて「交野山古代岩座跡」と彫られた石柱が立っています。ザックを置いて登ってみましたが、今日も遠見は利かず六甲や北摂の山々は霞んでいました。すぐに反対側に下ります。(9時30分~9時35分)
今日初めて登ってくる人に出会いました。ゴルフ場道路にでて、今日は源氏の滝の方に行かず道路を横断して白旗池へ。「いきものふれあいセンター」前のベンチはかなり賑わっていました。しばらく周辺をうろうろして国見山へ向かいます。(9時55分~10時)
ゴルフ場のトンネルを抜けて左に大きく曲がり、三叉路を左へ行くと我が家ではとっくに終わったタツナミソウが満開でした。
しばらく先で左へ階段道を登って国見山山頂着(10時40分)。陽射しが強く、早々に退散しました。反対側の展望台にも登ってみたりして、しばらくこの辺りもうろうろ。
11時05分、「交野いきものふれあいセンター」前へ帰りました。小さな水車の回る池に、赤いメダカが泳いでいました。
帰りは少しゴルフ場専用道路を歩かせて貰って、草地の中の道から朝の尾根の標識のある処に登りました。尾根に出るすぐ下で両側から山肌が迫って切通し状になったところでは、ツルアリドオシの花がたくさん咲いていました。小さな小さな花ですが、蕾の時からみんな仲良く二輪づつ並んでいます。(残念ながらピンボケです)11時35分、ハナウツギの咲く駐車場に帰りました。
今日であったササユリたち。(ここでも、不心得な人たちに荒らされてかなり数が減っています。念のために撮影ポイントをぼかしておきます)
ポイントB。他に蕾数輪。少し奥に早く咲き終わった一輪。
ポイントD。去年より蕾が増えています。ただし踏み跡が広くなり、訪れる人が増えている様子です。
ポイントE。珍しく純白のササユリ。普通はピンクですが、土質のPH度の違いなどでピンクでも濃淡ができるそうです。よく撮影にくるという近くにお住まいの方に教えて頂きました。
去年に比べると、ずいぶん数の減ったポイントFの中で、一番美しい形の花です。
なお、ポイントAでは咲いていたのは1輪だけですが、蕾が多く、これからといったところ。ポイントCは去年たくさん見られたのに、蕾も見当たりません。他に思いもかけない場所で、手厚い保護のためか少し数が増えていました。
この日、近畿地方にも梅雨入りが発表されました。車に帰るまでと思っていたのに家に帰るまで雨に遭わずに、美しい花たちに出会えて幸いでした。
どんよりとした空ですが、今日は降水確率が低いようです
交野山は、あきゆきさんがよくいかれていましたね。
無線でも、移動運用をされている方があります。
自然豊かな山やったんですね。
ササユリが減っているのが気にかかります。
他の山でも以前あったところに咲かなくなっているところが多いです。
いつまでも、咲き続けてほしいですね。
午後は良いお天気になりました。
交野山は若い頃に勤め先が近いこともあり、よく岩登りの練習をしていました。
ササユリはあきゆきさんのBLOGで教えて貰いましたが、
毎年数を減らしているようで残念です。
本当に大事にして欲しいですね。