ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

2011年の山行

2011-12-29 16:21:48 | 山日記

年末恒例で今年一年間の山行を振り返ってみます。

  2月25日 二上山 517m(雄岳)
1月に♀ペンの入院などあって、今年初めての山歩き。当麻二上神社から祐泉寺を経て馬ノ背へ。雄岳も雌岳も遠足の小学生たちで賑やかだった。サザンカの咲く道を岩屋峠に下る。

 3月18日 葛城山 960m
天狗谷道のベンチから上は真っ白な残雪を踏んで登る。上にくるにつれて雪がしまり、アイゼンが小気味の良い音を立てた。頂上は予想通り、雪解けでどろどろ。ダイアモンドトレールを水越峠に下った。

 5月17日 竜王山 586m
9時に山頂(東城址)に着きモーニングコーヒー。歩き足りないので西城址へ周って、ワラビを採って遊んだ。

 5月19日 蘇鉄山 6.8m
標高6.8m。一等三角点を持つ、れっきとした日本最低山である。100歳と96歳の両親も♀ペンとともに登頂を果たした。

 5月20日 葛城山 960m
先にツツジ園に行く。満開近い今年のツツジは少し色が悪かった。ツツジ園も山頂も人が多く、暑いので長居は無用と、涼を求めて元の天狗谷道を下り、11時下山。

 
6月9日 大台ケ原山(日出ヶ岳 1,695m)
日出ヶ岳山頂からシャクナゲ平に下って、咲き残ったシャクナゲを見る。そのあと正木ヶ原、大蛇、シオカラ谷といつもの周回コース。ずっと霧の中だったが、シャクナゲとレンゲツツジが美しく、シカにも出会えて満足。

 6月14日 交野山 343.5m
山登りを始めた頃、よく岩の練習に通った大阪・北河内の山。ササユリが多いと聞いて白旗池から国見山へ歩いた。期待通りあちこちで美しいササユリの花に会えた。


 6月24日 観音峰(観音平 1285m)
ベニバナシャクヤク、ジキタリスの群落に満足して、今年は山頂は踏まずに帰った。

 7月27日 金剛山 1,125m
天から郵便道の往復。稜線にでる前の500段の急な階段も、今日は楽に登れた。曇り空から時々パラパラと雨が落ちたが、ザックカヴァーを出すとすぐ止む繰り返し。涼しくて良かった。

 8月9日 高見山 1248.9m
杉谷登山口から登る。好天で展望は良かったが、暑さと羽虫の多さに悩まされる。この山には、やはり冬の雪や樹氷がふさわしい。しかし富士山へ向けて、いいトレーニングができた。

  8月25日 御在所岳 1212m
武平峠に車を置いて鎌ヶ岳と一緒に登ろうと思っていた目論見は、鈴鹿スカイラインの通行止めで果かなく消えた。初めて一ノ谷新道を登り、奇岩の中道を下る。湿度が高く、アブも多かったが快調に歩けた。

 8月30日 葛城山 960m
昼までに、いつもの天狗谷道の往復。まだ暑さは厳しかったが、山頂には秋の気配が漂っていた。

 9月10日 金剛山 1,125
太尾西尾根を登って、頂上へ。シシウド、ツリフネ、キンミズヒキ、ヤマアジサイ、アキノチョウジ、ツユクサ、アキカラマツ…たくさんの花を見ながら北尾根を下った。

 9月13日 富士山 3,776m
ここが本当の日本最高所。中秋の名月の夜、6合目宝永山荘に泊まり、翌日、11回目の登頂。御殿場道から宝永山経由で下山。1,111回目の実川さんに出合う。14日、富士宮本宮に参拝して高齢登拝者名簿に記帳。

 9月27日 高円山 432m
これは大文字山から古都・奈良を見下ろしたところ。三角点はまだ先の林の中にある。さらに上の高円ホテル敷地内の最高所(460m)から首切地蔵へ歩き、柳生街道(滝坂の道)を下った。

 10月17日 竜王山 586m
長岳寺 08:00…不動石仏08:50…頂上09:30~09:50…長岳寺11:05 

 10月19日 二上山
の駅ふたかみパーク当麻から二上神社をへて雄岳、雌岳へ登る。下山は始めての道で、馬の背から雄岳へ少し登り返した地点から二上山ふるさと公園へ。変化があり面白かった。

 


11月14日 信貴山437m~高安山488m
紅葉を楽しみに行ったが、今年はまだ早いようだった。高安山まで往復して、レーダー裏の三角点にも上った。

 11月25日 高取山584m
壺坂寺に車を置いて、五百羅漢から八幡神社を経て高取城址(壺坂口門)、三角点へ登る。 天候に恵まれた上、予想以上に見事な紅葉をたっぷり鑑賞できて満足して家路についた。

 *今年は1月にフランス、12月にイタリアへ旅行。4月は遠くから娘と孫が帰省して長逗留したので、山行は残りの3か月間。それも竜王山、金剛、葛城など近くの山が多い。辛うじて11回目の富士山に登れたのが唯一の収穫と言えようか。この他に矢田山に10数回、松尾山に数度登っているが、裏庭散歩のつもりでカウント、記録していない。来年はもう少し頑張ろう*


イタリアの旅(13.ローマ その2)

2011-12-29 09:21:18 | 旅日記

次第に暮れなずむローマの町。

 

賑やかな通りを歩いて、ライトアップされたトレヴィの泉の前にきました。前回は思ったより小さいなという感想でしたが、今回は人の多さにびっくり。ともかく人をかき分けるようにして、階段を下って正面に立ちます。

トレヴィ(トレビ)の泉 Fontana di Trevi
ポーリ宮殿の前に立つ美しい彫刻に飾られた噴水です。
 もともとは古代ローマ時代にアウグストゥス帝がウィルゴ(乙女の)水道の末端施設として作らせたもので、その後、今の場所に移りました。現在の形に完成したのは18世紀の半ばということです。

昼間に撮った1979年の写真を見て頂きます。
背後のポーリ宮殿と一体になったデザインで、中央が水を司るポセイドン、左に豊饒の女神ケレス、右に健康の女神佐ルースが立っています。

有名な言い伝えは、肩ごしにコイン1枚投げると「もう一度ローマに来られる」ということで、変愚院はその通りに再来を実現したわけですが…。実は、他に「2枚投げると大切な人と永遠に一緒にいることができ」、3枚になると「夫や妻と離婚できる」とフランチェスカが教えてくれました。
 さて♀ペンは何枚投げたのでしょうか?

泉のあるトレヴィ広場周辺にはジェラードののお店が多く、その一軒で「モーラとビスタッチオ」の入ったものを食べました。

スペイン広場まではそう遠くありません。

スペイン広場 Piazza di Spagna
近くにスペイン大使館があるので、この名があります。これは広場の中央にある「パルカッチャの噴水」。1629年、ベルニーニ作で沈みかけた船の形をしています。すぐ横にあるのが…

スペイン階段 広場からトリニタ・ディ・モンティ教会に続く階段です。「ローマの休日」では、アン王女がローマで最初に訪れた場所で、ジェラードを舐めながら歩いたシーンが有名ですね。前にきたときは、階段の下にも途中にも屋台のジェラード(アイスクリーム)屋さんが何台もでていたのですが、今はこの階段で食べるのは禁止されているそうです。

階段の一番上は教会の前で…

街を見下ろす展望台になっています。

ローマの町の観光をすべて終えて、ホテルに帰る途中のレストランで夕食(ちょうど18時)。
今日のパスタはスパゲッティ・カルボナーラ。

サルティンポッカ。サルビアの葉と生ハムをのせた仔牛肉のソテー。美味しかった。

ドルツェは甘いプディング。

 今日の飲み物はビールにしました。缶ビール350ml、€5。日本の北アルプスの山小屋より高い!一人一本づつで我慢しました。1時間ほどで夕食が終わり20時半にホテルに帰りました。

ホテルの隣のスーパーがまだ開いていたので、ワインを買いに行ったついでに、ツマミと缶ビールを買ってきました。この500ml缶がなんと€0.82。決して第三のビールではなく、昔からある会社の地ビールのようなのにこの値段です。冷えてないのが残念ですが、シャワーを浴びて有難く頂きました。お休みなさい。