ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

錦繍の一日(つづき)

2005-11-26 18:56:31 | 旅日記
万福寺で満腹したあと、三室戸寺へ紅葉を見に行きました。



アジサイやツツジ、ハスの咲く初夏の頃もいいのですが、この
時期の紅葉もとても美しいお寺です。
「暮れはつる 秋のかたみにしばし見ん 紅葉散らすな
 御室戸の山  西行」



西国観音十番霊場だけに、この日も大勢の参詣客で賑わって
いました。



帰りに、今年で96年の歴史の幕を閉じる、枚方の菊人形を
鑑賞しました。



今年はNHK大河ドラマ「義経」がテーマですが、屋内の
9場面しかなく、かって「段返し」や20~30場面もの「大」
菊人形の記憶からはほど遠く、淋しい想いでした。




錦秋の一日 (11.25)

2005-11-26 10:33:01 | 旅日記
小春日和の昨日、友人夫妻と宇治の万福寺に行きました。
中国から渡来した隠元禅師創設の黄檗宗(禅宗)のお寺
で、建造物も儀式も明時代の様式です。
蓮の花の時期に何度か行ったことがありますが、紅葉は
初めてでした。



開板(かいばん)という木魚の原型です。今も時報の役割を
しています。



実は今日のお目当てはこの普茶料理。普茶とは「普(あまねく)
く衆に茶を供する」という意味の、中国料理風精進料理です。
四人一組で頂くようになっています。



左側は「ゆじ」という天ぷら、右は野菜の煮物「笋羹(しゅんかん)」
です。カマボコそっくりなものもあります。上は麻腐(ごまどうふ)。
他に雲片(野菜葛掛)、寿免(すめ・唐揚げ汁)、浸菜(しんつぁい・
お浸し)など。ご飯はキノコご飯、デザートには茶ダンゴもでてお腹
一杯になりました。



「山門を 出れば日本ぞ 茶摘み唄」 菊舎尼