ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

松尾寺の紅葉

2005-11-22 18:34:39 | 矢田だより
11月22日、久しぶりに午後の矢田丘陵を歩きました。
お天気は良かったのですが、靄がかかったようで国見台からの
展望は今一つでした。




松尾山に登った後、いつもの尾根歩きの代わりに松尾寺へ下り、
境内の紅葉を見に行くことにしました。
この「松尾山入峯修行道」の道標があるところは切り通しに
なっています。手前側は白石畑へ下る道、奥へ下ると松尾寺です。



落ち葉を踏んで下ると三重塔の横から境内に入ります。



ナンテン、イチョウ、カエデ、遠くには柿…色鮮やかな秋の境内です。



石段を下り山門をでて、別の道を松尾山に登り返して矢田寺に帰ると、はや
夕暮れが迫っていました。



今日は「いい夫婦の日」、そして私の「71回目の誕生日」でした。


天狗の話 (15)

2005-11-22 08:18:30 | 四方山話
さて、斧の頭が抜き取られるといったような災いの小さいうちに、
天狗様に詫びを入れておかないと大変なことになりかねません。
そこで急いで家に帰り山神(天狗)様を祭る準備にかかります。
その供え物になるのが「狗賓餅」です。

「飯を強く(こわく)炊き、それを握り飯として串に貫き、能く
焼きて味噌を付け…」 ただ、この餅を作るのはあくまでも山の中で、
「たいへん美味しい物だが、この餅を作ると天狗が集まってくると
いって、村内の家屋では一切拵えない」とあります。



『また美濃國苗木(現岐阜県中津川市)辺りではこれを「山小屋餅」
といい大きな焼き飯にする。小さい物を串に刺したものも作るがこれ
は「ごへい餅」という。「御幣餅」の意味か、よく分からない』と
書いてあります。

今の五平餅は、五平という山仕事の人が始めたという説もありますが、
私はこの御幣餅説を採りたいと思います。



今年も信州への途中、駒ヶ根SAで五平餅を食べました。
嫌がる♀ペンを無理にモデルにしました。