i氏の海外生活体験記

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均一価格ショップの落とし穴

2014-08-05 00:28:49 | ベトナム滞在記
8/4ベトナムHOTNAMが伝えておりました。

-均一価格ショップ大失速、品揃え「つまらない」-
 
■開店当初は好調だったが……

 2008年からベトナムに登場し始めたDaiso、Hachi Hachiなどの日本の均一価格ショップは、当初消費者を魅了した。Daisoは、取扱商品9万点、毎月新商品1,000点を入荷する均一ショップを2012年までに20店舗出す計画も立てていた。

 しかし、消費財市場の競争は日増しに激化、均一価格ショップの集客力は明らかに落ちた。

 ホーチミン市Binh Thanh区Dinh Tien Hoang通りの靴販売店Zagoは閑散としていた。店員によると、1カ月ほど前に29万ドン(約15ドル)から19万ドン(約10ドル)に値下げしたが、経営は厳しいまま。9店舗から5店舗に縮小したという。

 3万9,500ドン(約2ドル)均一のDaisoも良いとはいえない。オープン間もない10区Le Hong Phong通り店の買い物客はわずか、Phu Nhuan区Tran Huy Lieu通り店の販売も落ちており、週末は多少賑わうものの、大したものではないという。

 Daisoの副営業室長Nguyen Duc Duy氏によると、売上は2010年比で20%落ちており、様々な理由から2008年からこれまでに4店舗を2店舗に縮小した。現在の最大の困難は、適切な事業用地を借りることだという。

■消費者の反応:スーパーのほうが良い、品揃えが変わらない

 ホーチミン市3区のNguyen Hong Ngocさんは、以前はよくDaisoやHachi Hachiを利用していたが、突如閉店し、ネットで探しても正確な住所が見当たらなかったため、行かなくなったと言う。「いまは商品が豊富な馴染みのスーパーを利用しています。多少値段が高くても品質は良いので問題ないです」とNgocさん。

 大学教員のQuynh Dongさんも、値段と商品の豊富さから均一価格ショップをよく利用していた。しかし何度も足を運ぶと、品揃えは変わらず、好みに合わないと感じたため、興味がなくなってしまった。「均一価格ショップは毎日新しい商品を入荷したり、単調な陳列方法を改善したりして一新すべきだと思います」とDongさんは話す。

■“均一価格”を変更

 困難な経営を前に多くの均一価格ショップが戦略を変更し、集客をはかっている。

 Daisoは商品と交換できるポイントキャンペーンを実施、Hachi Hachiはすでに“均一価格”という業態ではない。

 2007~2009年にHachi Hachiは、3万5,000ドン(約1.75ドル)、4万5,000ドン(約2.25ドル)、5万5,000ドン(約2.75ドル)均一だったが、2009年以降は数万ドンから数十万ドンの価格帯に切り替えた。10区3 thang 2通り店の店員によると、買い物客の多くが、値段は張っても質の高い日本製品を求めてやって来るという。

-引用終わり-

以前ベトナム人の性格を「新し物好き」かつ「飽き易い性格」と指摘させて頂きました。上記ショップは少々ベトナムを甘く見ていた感じがします。

先ず「飽きさせない企画力」が第一でしょう。安いだけではなく「ベトナムにはないもの」を多分求めています。質の高い日本製品を求める事とは分けて考える必要がありましょう。例えば特集コーナーを設けるなりして。

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