じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

坂東眞砂子「火鳥」

2024-02-12 16:32:50 | Weblog

★ 私立高校入試が終わる。今日の夜辺りからその結果が届くだろう。次は公立高校の前期入試。

★ ドラマ「ブラインドスポット」を観始めたら止まらない。大都会の大通り。そこに不審物のかばん。爆発物処理班が出動するが、かばんの中から出てきたのは全身にタトゥーが彫られた女性だった。この謎の女性はFBIが保護。タトゥーの意味が解読されるにつれて、政府が絡んださまざまな事件が解決されていく。果たしてこの女性の正体は。

★ ドラマ「不適切にはほどがある」第3話も面白かった。人権やコンプライアンスは大切だが、現代がいかに不自由であるかがわかる。それはともかく、途中からのミュージカル仕立てには驚いた。「何だ、劇団四季か」あるいはインド映画か。斬新な演出だが、慣れればこれも面白い。

★ さて今日は、坂東眞砂子さんの「神祭」(角川文庫)から「火鳥」を読んだ。「火鳥」というと手塚治虫さんの「火の鳥」を思い浮かべるが、それとはまったく関係がない。

★ 時代は物語の中で「肉弾三勇士」の話が出てくるから、昭和10年前後かな。方言から四国のとある村のようだ。

★ その村には「ミズヨロロ」の伝説があった。全身真っ赤な鳥で、この鳥の霊に祟られると火事になるという。村のある一家が火事に見舞われ、生き残った若い女性が住む粗末な土蔵にその霊が宿っているという。

★ 物語の主人公は竹雄という12歳の男の子。夕暮れ、川の淵で先の若い女性・みきが水浴びしている場面に出くわす。母親と同じくらいの年齢ながら、その裸体に魅せられた竹雄は性に目覚める。

★ まだ幼いながらも、兄から聞いた夜這いを決意し、みきの蔵を訪ねた竹雄は思わぬ光景を目にする。

★ 想像以上に刺激的な作品だった。男の子なら誰しも経験する通過儀礼のようなものか。

☆ 今年もそろそろ確定申告の準備をしなくては。気が重い。

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