じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

山口瞳「庭の砂場」

2023-08-11 17:36:17 | Weblog

★ 夏期講座第3クール終了。暑くて嫌な夏も、残り少ないと思うと名残多い。この暑い夏をあと何回経験するのかなと思うと、少々心細くもなる。

★ さて、そんな感慨を持ちながら、山口瞳さんの「庭の砂場」(文藝春秋)から表題作を読んだ。妹と弟を立て続けに看取った主人公。二人とも54歳だった。主人公も60歳を超えた。

★ 二人の親族の思い出を辿りながら、人生は短いと実感する。「これ以上生きていたって、面白いことなんてないよ」と強がりを言いながら、なぜか涙が出てくるという。

★ エッセイなのか私小説なのか。本の帯にある「寂寥」という言葉がじわじわと伝わってくる作品だった。

 

☆ 夏休みも半分が終わり、塾生たちの夏休みの宿題もほぼ終わっている。お決まりのドリルは早々に仕上げ(時々解答を見ながら)、世界の国調べ(中学1年生)や歴史新聞(中学2年生)も終わったあたりだ。音楽や家庭、美術の宿題は形ばかり仕上げ、タブレットを使った英語のスピーチもできている頃だ。残るは主張作文、読書感想文か。

☆ 最近はAI等を使った盗作問題もあるから、読書感想文はあまり積極的に推奨されない。主張作文もチャットGPTを活用すれば、うまくまとめてくれたりする。

☆ 日々の出来事をタブレットに書き込んで担任に送信するというのには驚いた。時代は少しづつ移り変わっている。

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