じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

「欲望の資本主義2023」

2023-01-03 15:13:42 | Weblog

★ 今年は元旦から教室を開けているので、比較的規則正しい生活が送れた。「仕事に勝る健康法なし」って感じかな。8日には高校受験に向けての最後の模試があり、14日には英検がある。中学3年生の学年末テストは25日から27日。そして入試に突入する。そして、あっという間に確定申告の季節が来る。

★ さて、録画しておいたNHKBS1スペシャル「欲望の資本主義2023」を観る。2017年から始まったこの番組。正月の楽しみだ。

★ 毎年、視点を変えて世界の著名人のインタビューで構成されている。わずか5年あまりなのに、世界は激変している。アメリカ分断の象徴・トランプ政権の誕生、新型コロナウイルスの蔓延、ロシアのウクライナ侵攻。そして、食糧危機、物価高等が世界を襲っている。

★ 今回の番組でも述べられていたが、世界経済におけるアメリカの相対的地位の低下がこれからの世界を読み解くカギになりそうだ。

★ 「モノ」から「コト」へ、「コト」から「トキ」へという消費傾向の変化は参考になった。特に若い世代を中心に、「トキ」消費への動きが活発になりそうだ。

★ 「トキ」消費とは、非再現性、参加性、貢献性を特徴とする消費傾向だという。1回きりのイベント参加型の消費だ。娯楽に限らず、社会運動や政治にもこの傾向が出てくるかも知れない。

★ リモート化、バーチャル化が進む中での人間の野生の叫びだろうか。昔からある「まつり」に近いものかも知れない。それも「受け身」ではなく参加型のまつりだ。自己顕示欲と自己実現、抑圧された鬱憤の発散。

★ 自然発生的なものもあろうが、仕掛け人の存在も気になる。熱狂はかつてのファシズムにも通じるものがある。自由なはずなのに、豊かなはずなのに、最近生きづらく、だんだん窮屈になっているような気がする。集団圧力(空気、ムード)を気にして、言論・表現も自主規制気味だ。

★ 日本に目を向ければ、識者の未来予想は厳しい。少子高齢化、人口減少にどう対処すべきか。番組では移民受け入れを推しているように感じたが、その方向に進むのか。

★ いろいろと考えさせられる番組だった。

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