じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

マックス・ヴェーバーのテーゼ

2018-02-23 21:07:03 | Weblog
☆ 大澤真幸「社会学史上最も美しい理論」(「現代思想」2017年3月臨時増刊号「知のトップランナー50人の美しいセオリー」所収」を読んだ。

☆ 大澤氏は「社会学史上最も美しい理論」として、マックス・ヴェーバーのテーゼ「<プロテスタンティズムのエートス>が、<資本主義の精神>をもたらす規定的な要因となった」を挙げる。

☆ なぜプロテスタンティズムが優位にある国で資本主義が先行したのか。禁欲を旨とするプロテスタンティズムと際限ない貪欲を旨とする資本主義がどのような関係にあるのか、そのつながりを説明したのがヴェーバーだという。

☆ プロテスタンティズム、中でも予定説を唱えるカルヴァン派が資本主義を推進していったこと。すべてが神によってあらかじめ定められているとする予定説。そうであるなら人間の努力は全く無意味になるはずだ。にもかかわらず、「予定説は、どういうわけか信者を徹底的に行動的・能動的にし」「意図せざる結果として資本主義が生み出された」という。

☆ 予定説から資本主義への転換、読者はその点を最も知りたいのだが、著者はいじわるにもすぐには教えてくれない。この転換を説明する代わりに「ニューカムのパラドクス」を紹介するにとどめている。

☆ 結局、本棚から「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神(上)(下)」(岩波文庫)を取り出して読むことになってしまった。うまく誘われてしまった。(笑)
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「ピッチ・パーフェクト2」

2018-02-23 06:05:38 | Weblog
☆ 映画「ピッチ・パーフェクト2」(2015年)を観た。

☆ アカペラ全国大会で優勝して3年。バーデン・ベラーズはオバマ大統領の誕生日を祝うセレモニーに出演。そこで「あることを」やらかしてしまった。窮地に陥ったベラーズ。復活を目指して世界大会に臨む。立ちはだかるのは、強敵ドイツチーム。彼女たちは優勝を手にすることができるのか、というストーリーだった。

☆ コメディ満載なのに、最後のショーではジーンと胸が熱くなった。

☆ ベラーズメンバーは前作よりも更に華やかになり、ファット(太っちょ)エイミー(レベル・ウィルソン)は今回もいい味を出している。
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定額使い放題

2018-02-23 04:51:30 | Weblog
☆ どこかのサイトで「定額使い放題」の見出しを見た。裁量労働制を伝えるニュースの見出しだ。

☆ スマホの料金プランのようだね。人も家畜のように使われるようになるのか。いや家畜ならまだ大切に扱われる。もはや消耗品だね。

☆ 「人材=人財」の時代は過去の話か。武田節の歌詞が懐かしい。

☆ 問題の多い時間外勤務(残業)だけれど、割り増しの時間外勤務手当は、ある意味で働き過ぎの歯止めになっているのかも知れない。(サービス残業やみなし管理職の問題はあるけれど)

☆ 政府の「働き方改革」は相当に胡散臭い気がしてきた。
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