じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

「マグニフィセント・セブン」を観た

2018-02-02 00:56:20 | Weblog
☆ 映画「マグニフィセント・セブン」(2016年)を観た。

☆ 「荒野の七人」のリメイク版、ということは原作は黒澤明監督の「七人の侍」だ。「荒野の七人」のリメイクだけあって、エンディングはおなじみの名曲。

☆ 「七人の侍」は野武士が村を襲う設定だったが、「マグニフィセント・セブン」は金鉱山のオーナーが用心棒を雇って町を支配し、町から無理やり住民を追い出すという設定になっていた。「民主主義」「資本主義」が登場する当たり、アメリカらしい。「もし彼らを生かす意味があるならば神は彼らをもっと強くしたはずだ」というあたりもアメリカらしい。西部劇ではあるが、力(軍事力)を背景に世界を牛耳るところは、今のアメリカの比喩か。

☆ 油断をすれば銃口が火を吹く。スキのない緊張感が伝わってきた。クライマックスの戦いは見ごたえがあった。

☆ ただ日本人だからだろうか、やはり黒澤監督の「七人の侍」には及ばない気がした。あの冷たい雨の中での戦闘シーンは最高傑作だ。ぬかるむ土。侍が吐く白い息。緊迫感が途方もない。

☆ デンゼル・ワシントンを中心に国際色豊かなキャスト。その辺りは、ハリウッド映画ならではだ。



コメント