じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

「教員の多忙化」について

2008-05-12 10:55:56 | 教育
★ 今度の日曜日、久々に大学の研究会に参加する。そこで「教員の多忙化」についてレポートをしなければいけない。

★ 低成長が続き、富の分配の不均衡が益々大きくなる中、公務員への風当たりが大きいようだ。学校へのクレーマー、いわゆるモンスターペアレント出現の背景にはこうした社会状況もありそうだ。

★ ところで学校外の人間から見ると、先生が忙しいのは結構なことだと思うだが、内実を知ると過酷な面はある。

★ 家庭や地域社会の教育力の低下が言われる中、学校の仕事として生活(生徒)指導領域の拡大、学校をめぐる事件(外部者の侵入、いじめ問題、食中毒など)が起こるたびに増える煩雑な事務。

★ 教員が学習指導や教材研究に際限なく時間をかけるのは、職業柄仕方ないとは言え、事務量の増加などはなんとかならないものかと思う。

★ 学校の本務が何であるか、社会の中でが学校が担うべき機能は常に吟味しなければならないが、本務が学習指導であるとするなら、雑務によって学習指導、児童・生徒とのかかわりがおろそかになることは本末転倒である。

★ 学校のスリム化は言われて久しい。経済同友会が「合校」を提唱したのは1995年だったであろうか。あれから10年以上が経過した。「ゆとり」から「学力向上」へ、学校の針路が大きく変わろうとしている。

★ それを機に、和田中の「ドテラ」「夜スペ」などの課外授業、放課後教室も盛んになりつつある。それらがどのように定着するかは今後の課題であるが、学校の機能分化が進んでいるように思う。

★ 1つは、コミュニティスクールの流れであり、他方はチャータースクールの流れであろう。

★ 学校は大きく変わろうとしている。真の学校「経営」の時代が訪れようとしているのかも知れない。そうした社会状況を踏まえて、教員がどうあるべきかを考えないといけない。

★ もう少し先行研究を整理しよう。
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