じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

「ルポ学校」

2008-05-22 11:24:47 | 教育
★ 朝日新聞大阪版で「ルポ学校」というシリーズが始まった。学校の現実を赤裸々に描こうとするものらしい。

★ 1回目は大阪のある小学校。経済的に問題を抱える人が多く住んでいる地域で、それが学校現場にも反映されているという。

★ 私の近隣地域にも公営の団地があり、入居に所得制限がある。その地域の学校の運営がいかに困難であるかはよく聞く話だ。親は自らの生活に追われて教育どころではない。そうした家庭の雰囲気は子どもの心境に大きな影響を与えている。

★ 現実の前に希望が敗北し、将来の展望がないから、どうしても刹那的な生き方になる。投げやりな態度、粗暴さ。近隣の中学のやんちゃな連中と抗争し、「力」だけがプライドといったところか。それに粗悪な文化がタテに継承される。

★ 教育問題は社会問題の反映であると言うことがよくわかる。貧困の継承、固定化が確実に進行している。

★ 社会という大波の中で「学校」という小船、あるいは「教員」という個人が奮闘している姿を垣間見る。世の中は「学力向上」ブームだが、根本の「生活」が崩壊の危機にある。

★ こうした現実にどこまで迫れるのか、今後の連載に期待したい。
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自殺者数

2008-05-22 10:55:18 | Weblog
★ 自殺する人が減らない。年間3万人以上。1日およそ100人が自ら命を絶っている。今日のニュースを見ても列車への飛び込み、服毒など。

★ 警察庁の統計を見ると1998年に自殺者が急増し、以後その高い水準が維持されている。年齢的には60歳以上の高齢者の自殺が多く、年齢が下がるとその数は減っている。

★ 60歳以上の自殺理由は「健康問題」が最も多く、40代、50代は事業の失敗や借金などの「生活問題」が最も多い。

★ 「生老病死」は人間にとって永遠の苦しみのようだ。

★ 交通事故死はさまざまな安全施策によってかなり減少した。自殺者を減らすには根本的には「希望」のもてる世の中をつくらなければならないが、社会のセーフティネットの整備が大切だなぁと思う。

★ 学生時代、デュルケムの「自殺論」を読んだ。アノミーという概念に興味をもった。自殺というのは時代を超えた問題のようだ。
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