我々東亜ウォッチャーが、何故大東亜共栄圏の復活を嫌がるのか。
アジア通貨を嫌がるのは何故なのか。
それは、現段階では日本にメリットがあるとは思えないからだ。
ご存知の通り日本は今、円高方向に振れている。これはデフレを助長しているのはわかるだろうか。
円の価値が上がるので、物資の価格が下落し、その分収入も減るという循環に陥ってしまうからだ。
本来、国債(日銀が引き受ける)を発行し、国が国民に行政サービスとして還元したり、一時期話題になった政府発行紙幣の発行を行い、国民に還元したりして、極端な円高を是正する必要があると、俺は思っている。
所謂「インフレターゲット」の導入の事だ。日銀が貨幣の供給量を調整し、緩やかなインフレを常に意識すれば、日本のバブル崩壊後の「失われた10年」はなかったかもしれないと言われている。
で、アジア共通通貨を導入すると、どういう事になっちゃうかというと、例えば中国の意思で勝手に通貨が発行されてしまい、勝手に円の価値が下がったりするわけだ。
つまり。
大東亜共栄圏…アジア共通通貨導入ってのは、要するに金融政策を中国・韓国と強制的に共同で行う事になる。日本の富がアジア共通通貨圏全体へ流出し、薄められるわけだ。
尤も、現在は米国債購入とかで、日本の富はアメリカに還流されているわけでそんなに変わらないのかもしれないが。(順調に外貨準備高を減らしてきていると言っても、だ)
さて。ここでドイツだ。
ドイツは、アジア共通通貨実現後の日本の姿だと言えば、ドイツのメルケル首相の気持ちが少しわかるかもしれない。
要するに、ユーロ圏構築で一番損をしたのがドイツなのだ。最も経済力の強かったドイツだが、日本やアメリカとは異なり、中国や韓国と同じような外需依存体質だった事もあり、このたびドイツの受けたダメージは激しく大きい。
出血を最小限に抑えたい気持ちはわからないではない。内需依存率の高さで1、2を争うアメリカ・日本に、もっと金を出せとは言われたくなかろう。
だからと言って、外交上で手加減してやる必要はまったくないのだ。
俺が、「みんなが一斉に金を使えば、景気は回るんだから給付金はそんなに悪い策じゃないんだよ」と嫁に説明した時、嫁は
嫁「叶うなら、自分は貯金して、自分以外の人が全員給付金を使ってくれて、景気回復すんのが理想」
と言っていた。この嫁の考え方が、今のドイツの考え方なのだ。
みんなが金を使ってくれてる時、俺だけ貯金しておこう。んでちゃっかりみんなが景気回復したら、ウチってば外需依存国だから、それでウチも景気回復できるやん。
バカヤロウ!空気読めよメルケル!!
と言ったのが麻生総理なんだが…。空気読めてないのはどっちだと思う?
【産経】麻生首相がドイツを名指しで「批判」
【毎日】麻生首相発言に不快感「追加的な財政出動慎重」
これらの日本の記事では、麻生総理の「空気読めてない外交」という事で、批判的な内容なんだが。
覚書さんとこが、この件の海外ソースを翻訳してくれている。
【今日の覚書】麻生総理、FT紙にきっぱり決意表明
上記前提でこのFT紙を読んでみると、基本的に麻生総理に肯定的な空気である事がわかるのではないだろうか。
というか俺はそうとったんだが。
アジア通貨を嫌がるのは何故なのか。
それは、現段階では日本にメリットがあるとは思えないからだ。
ご存知の通り日本は今、円高方向に振れている。これはデフレを助長しているのはわかるだろうか。
円の価値が上がるので、物資の価格が下落し、その分収入も減るという循環に陥ってしまうからだ。
本来、国債(日銀が引き受ける)を発行し、国が国民に行政サービスとして還元したり、一時期話題になった政府発行紙幣の発行を行い、国民に還元したりして、極端な円高を是正する必要があると、俺は思っている。
所謂「インフレターゲット」の導入の事だ。日銀が貨幣の供給量を調整し、緩やかなインフレを常に意識すれば、日本のバブル崩壊後の「失われた10年」はなかったかもしれないと言われている。
で、アジア共通通貨を導入すると、どういう事になっちゃうかというと、例えば中国の意思で勝手に通貨が発行されてしまい、勝手に円の価値が下がったりするわけだ。
つまり。
大東亜共栄圏…アジア共通通貨導入ってのは、要するに金融政策を中国・韓国と強制的に共同で行う事になる。日本の富がアジア共通通貨圏全体へ流出し、薄められるわけだ。
尤も、現在は米国債購入とかで、日本の富はアメリカに還流されているわけでそんなに変わらないのかもしれないが。(順調に外貨準備高を減らしてきていると言っても、だ)
さて。ここでドイツだ。
ドイツは、アジア共通通貨実現後の日本の姿だと言えば、ドイツのメルケル首相の気持ちが少しわかるかもしれない。
要するに、ユーロ圏構築で一番損をしたのがドイツなのだ。最も経済力の強かったドイツだが、日本やアメリカとは異なり、中国や韓国と同じような外需依存体質だった事もあり、このたびドイツの受けたダメージは激しく大きい。
出血を最小限に抑えたい気持ちはわからないではない。内需依存率の高さで1、2を争うアメリカ・日本に、もっと金を出せとは言われたくなかろう。
だからと言って、外交上で手加減してやる必要はまったくないのだ。
俺が、「みんなが一斉に金を使えば、景気は回るんだから給付金はそんなに悪い策じゃないんだよ」と嫁に説明した時、嫁は
嫁「叶うなら、自分は貯金して、自分以外の人が全員給付金を使ってくれて、景気回復すんのが理想」
と言っていた。この嫁の考え方が、今のドイツの考え方なのだ。
みんなが金を使ってくれてる時、俺だけ貯金しておこう。んでちゃっかりみんなが景気回復したら、ウチってば外需依存国だから、それでウチも景気回復できるやん。
バカヤロウ!空気読めよメルケル!!
と言ったのが麻生総理なんだが…。空気読めてないのはどっちだと思う?
【産経】麻生首相がドイツを名指しで「批判」
【毎日】麻生首相発言に不快感「追加的な財政出動慎重」
これらの日本の記事では、麻生総理の「空気読めてない外交」という事で、批判的な内容なんだが。
覚書さんとこが、この件の海外ソースを翻訳してくれている。
【今日の覚書】麻生総理、FT紙にきっぱり決意表明
上記前提でこのFT紙を読んでみると、基本的に麻生総理に肯定的な空気である事がわかるのではないだろうか。
というか俺はそうとったんだが。