卍の城物語

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ポーランド国立クラクフ室内管弦楽団コンサート

2008-03-25 21:32:57 | 音楽鑑賞
なんか名前も知らんフィルだけど、プログラムがそこそこ魅力的だったので行く事にした。
わざわざ弘前市民会館で公演するんだし、近いというのもあったから。

結構前から会場入りしたのに、コンサートの特等席の真ん中あたりを抑えられてしまったが、真ん中よりやや後ろの辺りで聴くことにした。客は三分の二ぐらい埋まっていたであろうか。

ポーランドの古都のクラクフにある、室内とはいってもフルオーケストラ。室内楽をメインでやってるのかも。
指揮はローランド・ダーバー氏。そして開演。

1.アイネ・クライネ・ナハトムジーク/モーツァルト
まずは普及の名作から始まる。第一から第四楽章までずっとメロディアスで心地良いストリングスの音色。文句なしに良かった。

2.ピアノ協奏曲第12番/モーツァルト
ピアノは渡辺まりチャン。子供です。小学生か中学生かそこらへん。
このモーツァルトのピアノコンチェルト12番は、安価なCDがなかったため、予習出来ず。
この子の演奏は非常に軽やかで、少女が弾いている事が目を瞑ってもわかるようだった。それがいいのか悪いのかはわからないけど。この曲が単調だったのか、ピアノ技術がそんなにでもなかったのかはわからないが、ちょっと寝た。右隣の男子高校生も、左隣のオバちゃんも寝てた。そんなに良い曲ではなかったのかも。まだまだ成長過程のまりチャンに今後期待ということで。

暫しの休憩。

3.ピアノ協奏曲第1番/ショパン
ピアノの詩人ショパンの数少ないコンチェルトの1番。ピアノは渡辺友子。こちらはオバちゃん。弘前出身です。
ピアノは抜群に素晴らしい。ショパンだなぁって感じた。このピアノコンチェルト1番はなかなか良い曲。シンフォニーっぽく終わるところとか。

最後はアンコールなくて悲しかった・・・。

このオーケストラは、演奏中に私語を交わしたり、ピアノの独奏中に、ピアノのリズムにのって首振ったり、演奏最後はみんなで握手を交わしたりと、少し驚いたけど、アットホームで素敵なオケだなぁと思いました。

技術は文句無かったので、またいいプログラムで聴きたいです。わざわざ弘前に来てくれて感謝です。

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2 コメント

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コンサート2008/3/25 (弘前在住37歳)
2008-03-26 15:34:58
「ピアノ 渡辺まり」で検索して来ました。昨日のコンサートの感想を再確認したくて,ブログの書き込みを探してみたのです。

コンサート全体として満足でしたが,白眉は,2曲目(モーツァルト12番)...私はそう感じました。
輝きとうるおいのある高音部(右手),ふくよかな低音部(左手)。演奏はあくまで軽く...わが国でありがちなべたべたした情感(「文部省唱歌」的な...もちろんそれも悪くはないのですが)は,微塵も感じさせません。
こういうのは学習してどうなるものでなく,素晴らしい才能の誕生に立ち会えたことを,客席(特等席です...ゴメンなさい)でひそかに喜んだ次第です。

おっしゃる通り,技術的にクリアすべき課題はいくつか感じました。また,大変な競争社会ですから,この先の保証は全くないでしょう。
しかし,確実にスタートラインに立てる子だろうと思います。そういう才能に会えたのは幸運だったと思ってます。

マーズさんのブログ(視点と文章がいいですね)を見た人に,こんな感じ方をする人もいるとお知らせしたくて,以上書き込みました。ではでは。
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無類のクラシック好き吉田栄作 (マーズれい郎)
2008-03-27 01:33:57
コメントありがとうございます♪
私はクラシック初心者なので、ほとんど言ってる事はハズれてるだろうと思いますが、正直に思った事書いてます。
渡辺まりチャンが軽やかに弾けているのは才能なんですね。モーツァルトの音だなぁぐらいは感じました。
これからどうなっていくかは音楽の神のみぞ知る事でしょうが、いい先生に付いて純粋に成長していって欲しいですね。
丁寧な文章で書き込みしてくれてありがとうございました。これからも当ブログをよろしくお願いします♪
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