客乗連絡会

客室乗務員が集うCAのひろばです

Q&A「腰痛」

2005-09-02 09:35:45 | 健康・労災Q&A
Q1:最近、腰がだるく心配ですが、腰痛とはどんな症状をいうのですか?

A:例えば腰がだるく重い、動いている時よりは、長時間同じ姿勢を続け
  ているときの方が腰が重く感じられたり、痛くなったりする。
  レントゲンには骨の異状は出ていないが、腰の痛みだけではなく、足
  のしびれもある。
  軽い時には、すぐに痛みがとれるのに、ひどい時は休んでもとれな
  い。横になっても痛い、仰向けに寝られない。立っているのが辛く、
  すぐ座りたくなる。
  他にもありますが、以上のような症状が重なっているのが特徴です。
  私たちは仕事が忙しく、この様な症状があってもがまんして飛んだ
  り、また、ちょっとしたきっかけで「激痛で立てない、腰の痛みが続
  く、腰が曲がらない」といった症状の悪化を招きがちです。ここまで
  悪化した場合は、なかなか治りません。大切なことは、「腰痛は初期
  のうちに、治療、休業すること」です。

Q2:腰痛にはどのような治療がよいのでしょうか?

A:治療方法には、針・灸・マッサージ・ホットパック・カイロプラク
  ティック・整体・牽引・温熱療法などがあります。(ただし、治療に
  よっては保険の適用されないものもあります。)
  また、自分で出来る治療として、腰痛体操・水泳・ストレッチングな
  どが効果的と言われています。
  最も大切で基本的なことは、安静と休養です。
  ・疲労を感じたら、休養をとる。また、睡眠を充分取るようにする。
  ・シフト勤務で乱れていた生活(睡眠・食事)を規則正しいものに戻
   す。
  ・精神的にもリラックスする。
   (自分にあった方法でストレスを発散させる。)  
  この他、乗務の中で、腰痛になりやすい姿勢、動作をさけ、腰に負担
  がかかる重いものは持たないように工夫したり、ランデイング時の姿
  勢に注意するなども大事です。

Q3:労災と認められる腰痛もあると聞きましたが・・・?

A:今までに労災として認められたケースは、次の様なものがあります。
  認定例
  ・手荷物整理で、手荷物をストウェイジに入れようと持ち上げた時、
   痛みを感じた。
  ・機内で子供を抱き上げた時、ギクッとなった。
  ・カートの中から、飲み物を出そうと無理な姿勢をとった時、にぶい
   痛みを感じた。
  ・窓側旅客へのサービスの際、無理に体を伸ばした時、痛みが走っ
   た。
  ・宿泊先のホテルから空港までマイクロバスで移動中、急ブレーキが
   かかり、腰を痛めた。
                               等
  労災ではなく私病扱いで休んだ場合は、有休や欠勤扱いとなります。
  また、治療についての費用も自己負担が多くなり、安心して治療に専
  念できません。業務に起因すると思われる腰痛は、労災の申請を行な
  いましょう。
  なお、労災かどうかを決めるのは会社ではなく、労基署です。また、
  労災の申請は2年前までさかのぼれます。

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