客乗連絡会

客室乗務員が集うCAのひろばです

「客室乗務員の集い」を開催

2010-03-21 16:00:38 | 管理人より
客乗連絡会は、2010年3月18日に、東京駅付近の
TKPセンターで「3.18客室乗務員の集い」を開催
しました。

国内、国外航空会社で乗務する日本の客室乗務員・OG
約60名が集まり、情報交換と交流を行いました。

木谷事務局長の挨拶のあと、深谷教授による「労働法」と
「客室乗務員の権利と労働条件」の学習会があり、その
後、職場報告を行いました。

参加者からの報告を一部紹介します。

「契約制客室乗務員は正社員になったが、一方で正社員の
45%賃金カットや勤務改悪提案、早期退職制度が出された。
(フィンランド航空)」

「契約制は3年までとなっているため、正社員化に向け取り
組みたい。(アリアリア航空)」

「もとJAL管理職が経営している派遣会社TEIから派遣
されていたが、偽装請負で社会保険、有休もないひどい
状況で乗務していた。昨年2月に解雇され提訴中。引き
つづき支援をお願いしたい。(トルコ航空ユニオン)」

「2年契約を10年以上更新しているが、正社員登用制度
 が無く不安。(イラン航空)」

「減便で乗務手当が激減した。基本給のみの時もある
 BA)」

また、国内航空では、鹿児島から参加したJACの客室
乗務員が、「駐機中の機内清掃問題や調整休日の取り
扱いについて会社と交渉している」と発言しました。

JALでは、大阪基地と福岡基地の閉鎖が発表され、大阪
から駆けつけた参加者から以下の訴えがありました。

「大阪には約400名の客室乗務員がいるが、東京に異動
するか早期退職するかの二者選択をせまられている。

男性なら単身赴任も可能だが、子供の養育や親の介護を
かかえている女性は辞めざるを得ない。希望者は大阪でも
乗務をつづけられるよう取り組んでいきたい」

今回の「集い」は、内航・外航共同の取り組みの第一歩で
あり、これから大きな取り組みに発展させていこうと、みんな
で確認しました。