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「じぇんごたれ」遠野徒然草

がんばろう岩手!

こだわり・・・?

2007-10-19 16:52:39 | その他
 少ないながらも遠野では、ハセ掛けの稲もみられ、今が「稲こぎ(脱穀)」の真っ最中でもある。

 自宅の真向かいにある田んぼ、何やら見慣れない光景といいますか、懐かしい雰囲気が・・・・・。




 まだ稲刈りの途中でもありますが、かといって脱穀の作業中でもある・・・?





 まさか?・・・とは思ったが、ここまでとは・・・・。




 大王印・・・・驚・・・すげぇ~と思わず、傍に駆け寄って話しかける。


 中年の域に達した農家に縁ある方々ならなんであるかはお分かりかと思います。





 私の母親とかは、この道具で「稲こぎ(脱穀)」をしたことがあるそうですが、私はモノは家にあったから知ってますが使ったところは見たことがないっ。

 なんて言う物かは知らないが、小さい頃の記憶を紐解けば「あすぶみ(足踏)」と両親は言っていたと思う。



 それにしても稲の収穫はコンバインが主流の現代、辛うじてハーベスタという脱穀機械での作業もみられるのですが、それよりも遙か以前の時代の道具で・・・・恐れ入りました・・・というか、驚きでした。





 我家の道路向かいの空家をお借りして住んでいる方ですが、神奈川出身で気象予報士の資格を持ち、農業気象等に関る仕事をされていたとか。

 農業に魅せられ遠野へIターン、農地を松崎町内に借りて農業をしていたのは知っていたが、駒木に引越して来て、水田2反歩も一緒に借りたとのこと。

 田植えは手植え、稲刈りは鎌で手刈り、そして脱穀も人力で・・・・まさに数十年前、昭和30年代の農法か?・・・こだわりもあるようで、若いのに朝早くから暗くなるまで、とにかく土にまみれて仕事をしている姿が毎日・・・・。

 農家の長男に生まれた我身、一度は農家の後継者面をし、今はほとんど関っていない身がなんとも肩身の狭いといいますか、恥しいのですが、それでも彼の姿はすばらしいと正直思ってます。

 いずれ、珍しい光景でしたので、エントリーいたしました。

 我家にも「あすぶみ」探せばあると思います。
コメント (13)
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