「じぇんごたれ」遠野徒然草

がんばろう岩手!

年度末

2005-03-31 16:59:30 | その他
朝から雪降り、ここ数日は寒く風も強い、春の嵐というものではなく吹雪に近い、明日から4月というのにどうしたというのか、全国では桜開花の情報もチラホラ・・・ただ天気予報ではお天気マークが続いているようなので、いよいよ陽春となれば気分も高揚しよう・・。

3月31日は、年度最後の日、平成16年度も終わり、4月1日から17年度がスタートするのである。
31日は長年勤務された上司の退職辞令の交付、配置換えというか出向中の職員の解除辞令の交付式、まずは長年の労苦と共に過ごした日々を懐かしく思い、感謝の気持ちで新たなる出発を見送った。
「なんげごど、ごくろうさんでがんすた、たっしゃでなんすっ」
「もっさげねがんす、おめさんだすもがんばってけでがんしぇ」

いずれ私も何事もなければこのような形で退職を迎えることになります。数々の上司、先輩の旅立ちを見てきましたが、やはり寂しい思いが先行するのが人の常、退職された方はやめた後、どんな心境なのだろう・・忙しい日々を脱しまずはゆっくりと日々を過ごす、或いは何かポッカリと穴が開いたような寂しい気持ち・・清々したという気持ち・・・とにかく色々と考えられるが、人生は一応統計上はもうひと人生送れそうな時代でもある、今から何か本気で考えておかなければならないかもしれない・・・。

「おらは、まんつきめでらまっちゃ、むがすっこのごど、ほんときになってやるきしてら」
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100件突破・・

2005-03-28 17:16:29 | ファイヤー
100件、・・・・これは当市における3月、1ヶ月の救急出場件数である。
都市部や人口増加傾向の地域においては、全く屁でもこいたような微々たる数字であろうが、人口2万7千ちょっと、世帯数も9千の当市においては、驚くべき数字である。
私はそれほど件数には無頓着であったが、せいぜい月平均、50~60件ペースでは・・と思っていたが、昨年は組合管内で1千件、毎年、救急件数は増加の一途を辿り、何かしらの対応が必要に迫られてきていると感じる。

救急車の出場件数の増加、全国的にも色々な諸問題が発生、救急車の有料化・・も検討されはじめている。これは安易にすぐ救急車、タクシーの代わりとばかり要請する事案が目立っていることもあり、おそらく法制化されるのだろう・・。こちらはお上の決めること、見守るだけですがね。
いずれにしても、当市においても高齢化に拍車がかかり、人口が減る傾向なのに救急件数は増え続けるという現象、いやいや・・要請するのは高齢者ばかりとは言っておりませんよ、ただ統計上は高齢者の搬送件数が増えているということ、これも見逃せません。
ある種、時代の波といいますか、流れの現われかもしれません、ただ私達は一生懸命やるだけです。
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郷土芸能と八幡様

2005-03-26 17:25:25 | 歴史・民俗
間もなく4月になろうとしているが、昨日、一昨日と朝は一面の銀世界、おまけに日中は吹雪という2月頃の気候となっている。どうしたというのか、今年の弥生月は、パッと一気に春の足音が聞かれないというか、足踏みさえしているとは思えない、とにかく寒いのである。

今年の遠野祭りは、9月の第一週の土日開催に決定。しかも2日目は郷土芸能団体総出の競演、早瀬川緑地公園で行われることが決定された。いわば15日の遠野郷八幡宮での馬場めぐりに相当する催物との位置づけであろう。
まだ違和感はあるものの、関係者による議論を経て、まさに苦肉の決定だろうと思いますし、異議を唱える立場でもないし、むしろ決断された方々へ敬意を表すべきと私は思います。

これで全国に名の知れた遠野まつり開催はなんとか形をつくることができ、観光関連に携わる方々も一安心といったところでしょうし、各種芸能団体のリーダーの皆さんも、お披露目の場の確保、多くの方々へご覧いただけるといったことで、熱も入る事と思います。人員確保での苦労もそれほどの心配も無くなったと言う事かもしれません。

さて、遠野祭りは、いわば遠野郷八幡宮のお祭りが近年の前身だと心得ている。各地域の郷土芸能は八幡様に郷土芸能を奉納する、これから始まっているものと思います。遠野各地からの芸能団体、その関係者、家族、見物人、正に昔から遠野一の人出を誇る祭りで、私達は子供の頃から八幡のお祭りと親しんできた経緯もある。この祭り日は9月15日なのである。
いつしか、遠野まつりに名を変え、前日は市街地にての郷土芸能の競演、パレード的な内容へと変化し、遠野内外からの見物人で観光客も増え、益々脚光も浴び、まだまだこれから発展する段階での国民の休日がなんとか・・で9月15日は休みでなくなる、うまく行っていたものが少し逸れはじめての遠野祭り開催での話題でもあります。

今や学校や市内の企業も理解を示し、9月14日に至っては公休扱いとなり、何かしら団体に関り、祭り参加という場面も定着しているが、これを崩したくない、そうなると土日開催しかないっ、また観光的入込等でも経済的効果も考えなければならない、さらに各種団体、平日開催なら人員確保に奔走しなければならず、今の世、ただで仕事を休ませてくれる職場もそうはない、本音は八幡様が遠野祭りに日程を調整してくれるのなら、これが一番だっ、言いにくいがそういったことでもあろう。
しかし、日々時代は変化はしているが、今まで培われた歴史的行事を時代の変化にあわせて替えていく、これは果たして適当なのだろうか、原点は何か、これを今一度考え直す事も必要かもしれません。
これ以上は、私の立場からは書くことはできませんが、また折にふれ、取り上げて行きたいと思っております。
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出戻り・・

2005-03-24 17:52:22 | 遠野
なんか予報では今夜から大荒れで、明日にかけて吹雪とか、ここにきてようやく春らしくなり雪も一気に融けて気分もまさに陽春の候・・・なごり雪と思えばまた冬も懐かし・・

さてタイトルの出戻り・・実は書籍のことである。
郷土史関連を調べるにあたっては「遠野市史」等、いわゆる地方史は欠かせないものである。もっぱら遠野市史は図書館に通ったりしてコピーをとったり、また知り合いにお願いして、必要な巻を借り受けたりと、なんとかやってきたが、必要な時に出向いたり、借りたりでは少々面倒でもあって思い切って古書ネットで検索して、手頃な値段にて発見、四巻揃いで少し染み有り、いたずら書きもあるとのことであるが、値段と相談し〆て8千円也、確か九州の古本屋から送られてきたと記憶しています。
なるほど染みも気になるし、所々走り書きやら赤ペンで線がひいてあったり、文字の直しまで・・おまけに子供と思われますが、へたくそなマンガまであったりして・・・でもまあ大勢には影響なし・・・史料的な部分には間違いを指摘して直しも入っている、これは助かる代物、そして今回の話題・・・・「荻野蔵書」の角印が巻末に押してある。
荻野・・その名からして、また手直し風の指摘箇所、遠野史に精通された方が以前持っていたに違いない、間違いない・・荻野の姓からして、遠野を代表する郷土史家、荻野馨氏が思い浮かぶ・・荻野氏とは面識はなかったが、数年前他界されております。おそらく生前に古書へ処分されたものか、或いは亡くなられてから関係者が整理してものかは不明ながら、荻野蔵書の遠野市史、流れて九州まで・・・そして遠野に住む私の手に、何か因果を感じるといいますか、まさしく出戻りか・・・・。

「よぐ、けってきたべ、たまげだもんだっ、どさもではねくていがべがら、遠野さ、いろ」私の率直の気持ちでした。
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ラーメン

2005-03-21 22:16:04 | その他
子供の頃のご馳走といいますか、食べたいものといえば「ライスカレー」に「ラーメン」それもライスカレーは家で作る芋、人参いっぱいのカレーのこと、そしてラーメンはインスタントのことである。
ラーメンに関しては特別な存在、食堂で食べる「中華そば」のこと、昔は子供でも「支那そば」と呼んでいた。この中華そばが食べたくて食べたくて、まさに年に一回か二回の外食といえばこの中華そば、これが贅沢なものでありました。
子供ながらに、食べれる機会は年に最低一回、東映の子供マンガ祭りという映画、これに友達と一緒に行き、観たあとに食べて帰ってくる、これが楽しみでもありました。
バス賃と映画代、そして中華そば代、ギリギリであったが、親が唯一くれる贅沢な小遣いでもありました。
さらに小学校も高学年になると床屋(散髪)に親とは行かず、同級生同士で土曜の午後に行く、床屋代とバス賃、若干のおつりがくるがこれは飴玉かガムを買えば終わり、そんな中、同級生達は帰りにラーメンを食べる、私は持ち金がない、勇町というバス停のある食堂でいつもバスを待つが、ここでラーメンを食べるのがステータス、それか駅前の三楽、金のない私は隠れるように一人表で辛い思いをしていたことを思い出す。
友達にこういったときは友情なんかないっ、「なんでたべねんだっ」私「はらいでがら」友達「ふ~ん、じぇにっこねえんだべっ」私「・・・・」あまけに、たべ終わったあとに「うめがったな、まだかんねばねえなあ」とくる。さらに翌日は「○○、じぇにねくて支那そばかんねがったっけ」と言いふらす始末、貧乏とはいえ、今でいえばイジメですよね。ただ、彼らもラーメン食べれば所持金はゼロ、バス代のみであり、それほど裕福ではなかったのです。毎回食べれる友達はいなくて、誰かは私のような存在が必ずおりました。
友情・・こういった場合、お金に余裕のある友達がラーメン食べれない人に都合してやる、或いは半分食べたら食べさせてやる、こんな考えは微塵も湧かなかったし、考えもしないことでもありました。
それだけ私含み当時の子供にはご馳走だったのです。
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方言講座①

2005-03-20 18:53:11 | 遠野
少し方言に関して受けがよかったので、調子こいてシリーズで何度かご紹介したいと考えております。

南部弁・・・・岩手県及び青森県の旧南部藩領地域で使われる言葉(遠野以北青森県東半分に相当する地域)

まあ~、岩手県北も青森県の三八上北地方の方言もほとんど遠野と同じで通じるものでもありますが、若干その地域によって言い回しが違ってもきます。
例えば、「壬生義士伝」で有名になった盛岡弁「おもっさげながんす」これは遠野でも使いますが、知人や身内では「もっさげねえ」対外的には「おもっさげねがんす」といった具合。「な」が「ね」に遠野では変換していると思われます。
それと遠野においては比較的暮らし向きが裕福な町場と私の住む在郷とではまた言い回しも違うものがあります。

いなかっぺい氏の登場で一時的津軽弁が話題をよんだことがありましたが、その代表的な言い回し・・「どさ」「ゆさ」つまりA氏がB氏に対して「何処に」B氏は返答として「湯に」これを津軽弁では「どさ・ゆさ」これで会話が成立というわけです。遠野でもこれは通じますし、意味もわかりますが、遠野では先の津軽弁に代表される遠野弁の会話に「どっちゃ」「まっちゃ」というのがある。
遠野の方、遠野関係者、東北地方にお住まいの方々には分かる内容だと思いますが、関係者以外の方々、よかったらコメントとして意味を書き込まれても結構です。


ただ、私の年代、私の先輩方とはまた言い回しも時代の変化なのか若干違う言い回しがあったり、さらにもっと高齢な年齢層ではまた私の紹介とも違う内容も存在しております。
いずれにしろ年齢層が若くなるほど方言等、使わないし言い回しも変化しているようです。

最後に一言
今時期、異動内示等で明暗を分けたり人生に何かしらの転機がある時節柄・・・悔し紛れに・・
「このっ、おへんずりかだり、うめぐやったもんだあ」と言う方もいると思われます。
自分の事ではありません。
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韓流?

2005-03-16 19:50:55 | その他
こんどごろ、去年あだりがら、韓流だがはやってるども、なんじょなどこなんだべっ。
日本人のあねっこだず、ががさまだず、ばさまだすもきづげになってたまげだもんだっ。

そんたなはやってるどこだども、山形のスキー場で、韓国人観光客、遭難したったずもな、無事にみっけられだども、警察だの消防さ、手間しぇんはらんなくてもいかべが、すけられだ民間人さ、しすて分の手間しぇん、はらんねばならねもんだずもな。
ほだども、この韓国人達、はらえたぐねって、あぐでついでらず、だれたのんでけだべ、おらほたすれでけろってしゃべってね。

おもさげながんすのひどづもあったらいがべ・・・。
文化の違いどころか、その前に人間として関係者にお詫びし、そのご苦労に報いるべきと思うのは私だけでしょうか・・。?
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模様替え

2005-03-15 10:54:22 | その他
春3月とはいえ、辺りはまだ雪景色、風も少し冷たく春の訪れはもう少しだけ先かな、と思う今日この頃・・。
東京方面ではあと二週間もすれば桜の便りでも届きそうな感じでもあるが、遠野は4月後半が開花時期、あと一ヶ月以上も先のことですが、気分だけでも春ということで、ブログの模様替えをいたしました。
巷は高校の卒業式も終わり、小学校、中学校の卒業式が集中、保育園、幼稚園も間もなくということで、我子の成長に感激しながらも、入学した当初の姿、思い出の光景が蘇り、思わず目に涙という親御さんもいるものと思います。
春3月、弥生の月、別れの季節ながら大きく踏み出す第一歩の月、春もあと少し、心もプログも春の先取りという思いでもあります。
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春祈祷

2005-03-13 20:16:28 | 遠野
少し春めいたと思ったら、本日はまとまった降雪、さらに吹雪の一日、今年はなかなか春の訪れも遅い様にも思われますが、間もなく彼岸、暑さ寒さも彼岸まで・・・それでも確実に春は到来するものと思います。

3月12日、五代90年、我家にて毎年執り行われております、宗教的伝承行事「春祈祷」を開催いたしました。
真言宗寺院では、よく行われる行事ということですが、菩提寺福泉寺では毎年、2月から三陸沿岸の信徒宅を巡回して春祈祷を行ってますが、その数200軒とかで、回るだけでも二週間から三週間を要し、一大行事でもあるようです。
我家では、三陸沿岸の春祈祷も落着いた頃に開催しており、今時期ということになります。我家は農家でもありますので(農地は最近は人手に貸している)まずは春の農作業を始めるにあたり神仏に祈ることと、家内安全、家族の健康等をご祈願するものでもあります。
ご祈祷後は、ご馳走を食べ歓談するといった内容でもあります。

我家では、春祈祷3月、愛宕大権現祭礼7月、ごし11月、年3度の伝承行事があり、地域でもほとんど廃れている中、なんとか続けている次第です。
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グリーンツーリズム

2005-03-10 20:46:45 | 遠野
結構前から聞く言葉「グリーンツーリズム」、しかもここ数年はかなり頻繁に見聞きする言葉でもある。
グリーンツーリズムの本質、さらに現在の取り組み、その内容については詳しくはないけど、遠野はその先進地域ともいわれているようです。
ドイツが発祥の地とかで、日本的言い方といいますか意味は、農業体験旅行ということなそうです。
村おこしとか地域再生の目玉的に農村や山間の地域が主でもあるようです。
遠野もそうですが、農業体験、或いは農村、山里の暮らしを実際に体験し、農家民宿等に泊まるといったもの、都市と農村の交流もできるといった利点もあると思いますが、本来はサービス過剰ではなく、農家民宿でより近く農村の暮らしを体験する、農業体験をし、食費、宿泊費の一部は労働で宛がう、そんなことではないのか、無知ながらそう思い込んでもおります。
先進地たる遠野に住み、また農村部に暮らしているのにその本質も取り組みも知らない、全く恥ずかしい話ではありますが、誰がご存知の方、ご教授願いたいですね。
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