「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

平均80点の音もなかなか良きかな

2020年11月06日 | オーディオ談義

いよいよ時候も11月に入り、朝晩随分冷えてきた。「芸術の秋」も本格的な佳境となったが、このところネタが多くてなかなかオーディオに手が回らなかったが久しぶりに我が家の実例について述べてみよう。

先日「オーディオ秋の陣~JBLからグッドマンへ~」と題し、投稿してから早くも2週間ほど経った。



同一の箱(グッドマンの「ARU」入り)を使って、簡単にバッフル(同一穴のネジ)を入れ換えられるようにしているのでいろんなSPユニットを楽しむことができる。

今回は、JBLの2ウェイシステム「D123(口径30センチ)+175ドライバー」から、グッドマンの「トライアクショム」(画像:口径30センチ同軸3ウェイ)にユニットを入れ替えたわけだが、前述どおりもう2週間経つのに一向にスピーカーを変えようという気が起きない。

とても移り気な我が家ではこういうことは極めて珍しい(笑)。

「ウェストミンスター」(改)や「AXIOM80」など全部で4系統あるので、これまでほぼ2~3日おきに聴くスピーカーを入れ換えてきたわけだが今回ばかりは「音の良し悪し」を判定する気がいっさい起きず、つまりスピーカーをまったく意識しないままにただただ音楽に聴き耽っている有様。

ちなみに、ここにもRCAケーブルを「LAN素材」にした効果が出てきており、妙な味付けが無いのが気に入っている。

それはさておき、この音像定位に優れた「トライアクショム」はどんな音楽ソースでも見事に消化して「80点」に平均化しリスナーに届ける感じである。隙というか破綻というか綻(ほころび)を見せない。

それも「音」ではなく「音楽」を届けるという印象で、家庭で聴くぶんにはこれで十分だなと納得させるものがある。

その点「AXIOM80」などは音楽ソースによって95点もあれば70点にもなったりでばらつきがあり、それに繊細な鳴り方をするのでリスナーに緊張感を強いてくるところがあるが、この「トライアクショム」はそういう気配が微塵も感じられない。

受験勉強でいけば、どんな科目でもまんべんなく平均点以上を取る優等生タイプと、2~3科目に抜群の点数を取るがあとの科目はサッパリという個性的なタイプに分けるとすればくっきりと前者に色分けされる。

だんだん歳をとってきて淡白になってきたせいもあるし、あるいは高音域の聴力が衰えてきたせいもあろうが「こういう音こそほんとうのいい音かもしれないねえ」と思う今日この頃だ。

旧くて希少なユニットなのでオークションに出るのはせいぜい10年に1度ぐらいだがもし出てきたらチャレンジしてみる値打ちはありますよ~。

とはいえ、困ったことがある。

実は、「オーディオ秋の陣」の一角として次のスピーカー候補が「早く入れ替えてくれ~」と首を長くして出番を待っているのである(笑)。



左が同じグッドマンの「AXIOM150マークⅡ」(口径30センチ:同軸2ウェイ)、そして右側がデッカのリボン型ツィーター。これらもケーブルの変化でどういう音が出てくるか興味津々。

今のところ、この2ウェイ方式を2台のアンプで駆動しようという計画。

前者はコイルもコンデンサーもいっさい使わずフルレンジとして鳴らすことにし「PX25シングル」アンプを充て、後者を7000ヘルツあたりでローカットして「300Bシングル」でいこうと思っている。

9台ほど真空管アンプを持っているのだが、詰めの段階となるとやはりこの2台のアンプに落ち着く。



さて、切り替えるのは簡単でせいぜい30分もあれば作業が済むが、いつ実行しようかとタイミングをはかっている毎日だが、気に入った音が出ているのにスピーカーを入れ替えるというのはたいへんな勇気が要りますぞ!(
笑)。



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