「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

胃もたれ

2015年10月04日 | 復刻シリーズ

昨日(3日)の早朝、恒例の朝の準備体操を終えてパソコンを開きブログの過去記事ランキングをチェックしたところ「胃もたれ」と題したおよそ5年前の記事がいきなり上位にランクされていた。

その理由がサッパリ分からないが、かなりのヒット数なのでどこかに共感を呼ぶものがあったのだろう。憶測だが、夏の無理がたたって、今ごろになって「胃もたれ」の方が多くなったのかもしれない(笑)。


それはともかく、これまで通算すると、1400件ほどの記事を掲載してきており内容の方はすっかり忘却の彼方なので再読してみると、現在でも通用する中身みたいなので再掲してみよう。

先日の記事「AXIOM80愛好家の集い~第5回~」(2015.9.29)での積み残しの話題があることは十分承知だが、現在鋭意作成中なのでしばしお待ちを~(笑)。

それでは「胃もたれ」について。

このブログを開設しておよそ3年半になるが、段々コツが分かってきてなるべく記事の話題を片寄らないように、そして同じ話が
連続しないように分散して投稿するようにしている。

これまでの記事のアクセス結果から推し測ると一番評判が悪いのが「オーディオ関連」の記事。

やや専門的すぎて敬遠されているみたいで、娘に言わせると専門用語が沢山出てきて「何のことかサッパリ分からない」し、”ウーファー”と言いながら一人で笑い転げている。

ところが、「分かっちゃいるけど、止(や)められない」と、ここ最近オーディオ関連の記事が何と連続5回という”しつこさ”。

それだけ、アタマの中がオーディオのことで一杯になっていたというワケで、やっぱりあの「片チャンネル・ウーファー4発」にしたのが利いている。

それはさておき、今回は久しぶりに別の話題に。

1月中旬ぐらいからどうも胃の調子がおかしくなった。なかなか治らないので、食生活の見直しをすることにし、まず朝食後にいつも服用している各種のサプリメントを中止、次に大好きな晩酌を控えたところ、2日後ぐらいから胃がスット軽くなった。

「やはり、その辺に原因があったか」とようやく突き止めた感じでひと安心。

2月中旬頃に復調したので安心して、せめてアルコールぐらいは復活させてもらおうと、運動ジムから帰って、夕食までのひととき、空きっ腹に「マッカランの12年」をストレートでちびり、ちびりやっていたところ、またもや症状がぶり返してきて毎食後にゲップ症状が出て”胃もたれ”が始まった。それも朝食後が著しい。

そのうち治るだろうと高をくくっていたがなかなかどうしてで、症状が軽くなるどころか益々重苦しくなっていく。

「国民の二人に一人がガンになる時代」と、散々聞かされているので年齢も年齢だし内心、心配になってきた。しかし、まあ、ガンだとしても胃ガンの場合は早期発見で手術すれば大半が直る時代なので恐るるに足らず。

それでも、ようやく重い腰を上げて4月1日(木)に近くの胃腸科専門の評判のいい個人病院に行ってみた。

その日の朝、愛用のスピーカーの上にカミさんが「お神酒と塩と水と米」をお盆に載せていて「それを拝んでいけ」と”しつこく”言う。気楽に音楽が聴けるのも今日が最後かと神妙に「どうかガンでありませんように~」。

さて、人間ドックの場合、ずっと前から予約を入れておかねばならないが、個人病院の場合は即日、胃カメラが可能かもと朝食を採らずに出かけたがこれが正解。

キビキビしたいかにも”やり手”のお医者さんから腹部超音波を診てもらい「どこも異常ありません」のあとで早速胃カメラへ。

麻酔のせいでカメラを胃の中に挿入されたのをまったく覚えていないほどで楽だった。麻酔後のアタマがボンヤリした中、30分ほどで診察室に招き入れられて所見結果の宣告。

「先生、ガンではないでしょうね?」と、開口一番。「違います。が、ホラ見てごらんなさい、胃が荒れてところどころ出血してます。胃の入り口部分から上部にかけてがひどいですね。ここなんかはもう胃潰瘍になりかけですよ。ピロリ菌はいないようです。」

へえ~、これが自分の胃の状態かと恐ろしくなるほど。

「何かストレスがあるんですか」と、先生。

「いいえ、もう現役を退いて趣味三昧の生活ですからストレスなんてまったく縁がありません。(93歳になる母親がショート・ステイに行くのを見送るときに哀しくなるくらいのもの)。ただどうも、以前、黒酢などのサプリメントを服用してたのがきっかけになったみたいです。」

「黒酢で胃を悪くされる方は非常に多いですよ。この病院でもしょっちゅう患者さんがみえられます」。

ずっと以前、九大医学部の研究で「黒酢を飲むとガンに罹りにくい」という記事をみかけたことがあり、つい”つられて”乗ってしまったのだが、どうやら個人ごとに体質があるようだ。

「先生、”黒にんにく”も食後に服用してるんですが止めたほうがいいでしょうかね」

「そうですね、胃が治るまでは止めたほうがいいでしょう。4週間は見ておいたほうがいいです。最後に念のため採血して血糖値、コレステロ-ルの値も調べておきましょう」。

「にんにく」「黒酢」といえばガン予防食品として横綱クラスだが、個人の体質もあろうが胃には良くないみたいで、やはりいいことづくめというわけにはいかない両刃の剣だ。

結局、「胃酸を抑える」「胃の粘膜を保護する」という二種類の薬をくれたのでその日から真面目に服用したところ、随分と胃が軽くなってきた。

今回ばかりは、10年来の常備薬「ソルマックS」も利かなかったのが残念!

ところで、面白いと思ったのが「今回の会計」。診察費と薬代合わせて1万円程度だったが、これが人間ドックだといつも5万円ほど支払うので随分と落差がある。

人間ドックといっても思い当たるのは今回の診察内容にレントゲンと心電図の検査を付け加えたぐらいのものなのでどうも腑に落ちない。

帰宅してカミサンに言うと、「今ごろ分かったの~、人間ドックは保険が利かないのでバカらしいのよ」。

フ~ン、そういうことか。

大きな病院に行って、何時間も待たされて診察はたったの5分程度よりも、腕のいい個人病院で診てもらうほうが時間短縮にもなると分かったのは大きな収穫。

とまあ、以上のとおり。

現在の胃の調子だが、「黒酢」の方は完全に廃止しており、「黒にんにく」の方は家内が自宅の電気釜で作っているので気が向いたときに口に入れる程度。晩酌の方はウィスキーや“いも焼酎”は止めて缶ビール1本だけにしているせいか、どうにか現状維持を保っている。

それから、当時はオーディオの記事がまことに評判が悪かったというのが面白い。今では隔世の感があってオーディオ以外の記事の方が逆に人気が無くてアクセス数がガクンと落ちる。

つい最近、運動ジムでお会いしたブログランキング協力者のNさんによると、「私もオーディオの記事ばかりではちょっと面白くないですね」とおっしゃるので、こういう顔の見える読者も大切にしたいし、これからも適度に記事を散りばめていくことにしよう(笑)。


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