「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

ブログで“お金”を稼ごうなんて滅相もない

2014年01月05日 | 独り言

お目出度い元旦の夜、“ほろ酔い加減”もそろそろ醒めてきてぼちぼち寝ようかとパソコンを閉じかかったら、次のようなメールが舞い込んできた。

タイトルは「雑誌掲載のご依頼」。

「前略   突然のご連絡、失礼致します。

私、〇〇編集部の△△と申します。このたび、貴HPを拝見いたしまして、ご連絡さし上げました。「〇〇」は、10代後半~20代を中心に若者のライフスタイルやカルチャーを取り上げる月刊誌です。

読者層は若い世代だけでなく、幅広い世代の方に支持を頂いております。(よろしければ弊社HPをご覧ください → http:・・・・)

今回「〇〇2月号」にて「音楽入門」という企画を行うのですが、ぜひレヴューをお書き頂けないかと思い、ご連絡さしあげました。

つきましては、企画書をお送りいたしますので、一度ご検討頂けないでしょうか。なお、お引き受け頂ける場合は、レヴューの締め切りは「1月6日」までを考えております。

年始のお忙しい時期に大変恐縮ですが、ぜひご協力いただけますと幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。」

ためらうことなく、すぐに返信のメールを送った。

「メールを拝読しました。ご指名を受けまして恐縮しております。たいへんありがたいことですし、光栄なのですが、残念なことに若者に音楽について講釈をするほどのレベルには達しておりませんし、自信もありません。

したがって、折角のお申し出ですが、ご辞退させていただきます。私以上の方は沢山おられますので、すぐに見つかると思いますよ。それでは」

どうやら「闇夜に鉄砲」式の無差別攻撃の対象になったみたいだが(笑)、そういえば昨年の夏頃にも「webサイトに1回あたり7000円で投稿しませんか」という勧誘があったのを思い出した。

翌日(2日)の朝食時にこの話を持ち出すと、「そうよね~。趣味でやってることが仕事みたいになってしまうと楽しくないわよ。」と娘。

家内からは「そんな雑誌に載せると、いちいち内容にイチャモンがついたりしたときに大変よ。止めといた方が無難ね。」と、珍しいことにいずれも当方の判断に賛成の意見。

とにかくブログで全国向けに発信しているといろんなメールが来る。

「あなたは勉強不足です」という「お叱り型」、「これが絶対いい」という「押しつけ型」、「あなたは軽薄過ぎる」という「非難型」、「侮辱された、訴えてやる」という「脅迫型」など、様々(笑)。「ハイハイ、その通りです。」と、いつも軽く受け流すことにしている。

昨年末には、ご親切心からだろうがオーディオがらみの話が舞い込んできた。何だかすごく博学な方でご自身の選択に絶対の自信をもっておられ、当方のブログの内容に疑問を呈しながらの持論の展開だった。


音楽論なら同じ土俵で話ができるが、こと、オーディオに関してはお互いの家庭でどういう音で試聴しているのか実際に耳で確認しあったうえで対応しないと確実に不毛の議論になってしまう。第一、システムのうちの優先順位からして意見が食い違うのは目に見えている。

部屋の広さ、スピーカー、アンプ、DAコンバーター、CDトランスポート、音源、ケーブルなど、ひとくちにオーディオといっても変動の要素は限りなくある。たとえば、いくら「ハイレゾ」音源といってもスピーカー次第でいかようにも聴こえるはず。


したがってオーディオはどんなに偉そうなことを言ってみても実際に試聴しないと信用できない。我が家の音だって人によってはケチョンケチョンに酷評される恐れがあるので、読者の方々には常に割り引いて読んでもらう方がこちらも大いに助かる(笑)。

そういうわけで、せめて同じスピーカーで聴いておられれば話の糸口くらいは見つかるのにと、この件はあっさりパスさせてもらった。

有料のブログならいろんなご意見に対応する義務と責任があると思うが、何せ何回読んでもタダのブログだし、嫌なら“読んでもらわなくていい”だけの話なのでこういう時に自由がきくのが何よりもありがたい。

自由の価値は“お金”には換算できない!

というわけでブログで“お金”を稼ごうなんて滅相もない(笑)。
 

 


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