年末になり、あわただしい中、好きなタイプの本とめぐりあいました。
明治時代、博物館が初めてできた頃の話です。主人公の少女は大阪からきたイカル。博物館でなくなった黒手箱の謎をおっているうちに・・・。
昔の話ですが、神田川のこちら側は、外神田、あっちは内神田と地名はよく知っているところなので、親近感がわきます。
上野から、お茶の水の近くまで、昔の少女はよく歩いたんですね。
資料もたくさんあたって書かれたのでしょう。実在の人物もおりまぜてあり、明治時代の暮らしが垣間見れるのも興味深いです。
こういう作品を読むと、富安陽子は希代のストーリーテラーだなって思います。
東京駅近く、オアゾの丸善書店では、コーナーができて、この本が山積みにされていました。
どうやら、続きがある感じです。シリーズになるのかな?
さて、今日は本多図書館とおはなしポケットの方々と、講演会の打ち合わせです。
講演会、無事にできるかな? オミクロン型が心配です。広がり、なんとか踏みとどまってほしい。