年末ですが、おもしろい本を発見。大久保雨咲さんの幼年童話です。
大久保雨咲さんは、人間以外の意外なものを主人公にして、たのしい作品を書かれます。これも、からっぽになったキャンディの箱が主人公なんですよ。それで、ほっこりしたいい感じの童話になっています。
こういう作品、好きなーって、思いました。絵もかわしいですよね。
この本は、児童書売り場で見つけたのですが、今、冬休みでお子さんとお母さんが数人、いらっしゃいました。
その中で、あるお子さんは、ある本を見つけて「これがほしーい!」と大騒ぎ。
でも、お母さんは、「小さいとき、伝記を読んだほうがかしこくなるんだって」と謎の説を説いて、ムリやり『世界の偉人』っていう感じの本をとりだし、「これにするわね」と買いにいってしまいました。
えー、好きなの、買ってあげてよ==、とわたしはとっても不満。
でも、他人の親子のことなので、なにもいえません。
それにしても、伝記を読んだほうが、かしこくなるって、だれがいったんでしょう。
ただ、一定数、フィクションよりノンフィクションのほうを好む流れがあるのかもしれませんね。
図鑑はとても売れているらしいし。
でも、ものがたりもいいんだぞーー!と、いいたいです。