赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

シノダ! キツネたちの宮へ

2012-03-20 07:02:29 | 日記
富安陽子さんの新作『キツネたちの宮へ』を読みました。キツネとハーフのこどもたち、今度は、キツネの結婚式にまぎれこみます。
さすが富安陽子。おもしろかった~~。どうなるかとわくわくどきどき。物語のおもしろさを十二分に味わいました。
 
 この作品を読み上げた次の日、府中の大国魂神社に行きました。そしたら、なんと、花嫁行列に出会いました。赤い傘の下のお嫁さんは、どうやら外国の人らしかったです。
でも、古式ゆかしき神殿結婚式を選ばれたのですね。
小雨の中、笙、ひちりき、龍笛の雅楽が流れ、しっとりした情景に、参拝客はみんな足をとめ、ながめていました。 

大国魂神社は、なんと山門が新しくきれいになりました。数年前から掲げてた募金目標がなんと6億円! 神社ってお金がかかるのねって思ってたけれど、集まったのですね。立派なものでした。

ぼくとおじちゃんとハルのもり

2012-03-18 10:29:25 | 日記
山末やすえさんから、新刊『ぼくとおじちゃんとハルのもり』(くもん出版)を出版されました。
山末さんは、以前、国分寺に住んでいらっしゃって、わたしに最初に童話と向き合わせてくださった、大切な恩人です。
伊豆高原にうつられて、もう8年になるそうですが、今回の作品には、その伊豆高原のきもちよい風がふきぬけるような、自然あふれる本になっています。たぶん、編集者はあの方だろうと予想がつくのですが、編集者によって作品ってしあがり方が違いますよね。山末さんのいいところと、編集者の腕前がうまくあって、厳しいテーマをやわらかく伝えています。

それに、山末さんの文章を読むと、とてもタッチがなつかしいです。童話にあこがれて書き始めた頃、一生懸命山末さんの本を読んだからでしょうか。
今の売れ筋の本よりも、少しのんびりめのテンポ。でも、それがこの作品ではうまくいっています。

童心社で紙芝居もだされたそうで、マイペースでも着々と前にすすんでいくその姿勢にさすがだなっと思いました。


『サバのみそ煮のいうとおり』(小川美篤 朝日学生新聞社)  

2012-03-15 07:52:54 | 日記
以前、会報部でごいっしょしていた小川美篤さんが、新刊をだされました。このところ、どの公募でも最終選考にからんでいらしたので、そろそろだなって思っていたところです。
『サバのみそ煮のいうとおり』は、朝日小学生新聞の公募で最終に残りながら、大賞には届かなかったようですが、審査員の熱い支持があり、ソフトカバーで出版されたようです。あさがく創作児童文学シリーズ5となっています。
内容は明るいものではありません、舞台は小児病院。それかなり重症。でも、その中でこどもたちは、仲間をたよりに、楽しさをみつけてがんばっています。
無理やり感涙をさそうような、二時間ドラマのような仕立てではなく、ほんとうに子どもの視点にたったリァリティあふれる物語になっています。

作者の小川美篤さんは、放送作家として、テレビ業界で活躍されてます。放送作家として、講師もされてるとか。それでも、本でしか伝えられないものがあると、児童文学にも挑戦されています。これをきっかけに、ますます活躍されることと思います。

また、今週末、小川未明文学賞の授賞式が上越市でおこなわれます。
童話作家になる講座のあと、同人誌「さなぎ」でがんばって書いていらした
大澤桃代さんが、『アユミといっしょに』で優秀賞を受賞されました。
おめでとうございます。受賞作は、さなぎ二号で読めるようです。
次は、本として出版される、最優秀をめざしてください\(~o~)/





 

三寒四温

2012-03-13 09:42:44 | 日記
寒かったり、暖かかったりして、春になりますが、今年は寒い日が多いようです。
そんな春は心が揺れ動いたりします。
わたしも作品をきっちり書きあげたりと思いながら、どこかにふらふら出かけたり、旅行したりしたくなります。最近はひとり旅の願望が強くなってきて、旅の雑誌をぺらぺらめくってみたり、やっぱり書かなきゃと、パソコンにむかってみたり。

そんな中、やっかいだった、確定申告が昨日おわり、ひとまずほっとしました
\(~o~)/
税金の計算、もっと簡単にならないのかと、毎年思います。
昨年、いただいたシクラメンが、今も元気で新しいつぼみもたくさんかかえています。
くれた人のお人柄をあらわすみたいで、見るたびに元気になります。

調布 深大寺

2012-03-12 09:36:19 | 日記
昨日は父の納骨のあと、深大寺でなおらいの宴をもちました。調布の深大寺は、「ゲゲゲの女房」で有名になり、昨日もにぎわっていました。テレビの威力は絶大です。みんなで散歩してから帰ろうということになりました。

わたしも、新しい作品が、無事会議を通るようにと、お祈りをしてきました。
もちろん、家族の健康も。あ、それから、ピアスの星が売れるようにも、そして、そして……と、神様、50円で、わりがあわないと思ったでしょう。
 深大寺境内  ←山門

深大寺そばのお店の中に、ゲゲゲ茶屋というのができていて、ここも超満員。
水木しげるは、どこでも大変な人気ものです。