教室寄席

先日　丸善に行った時、飛ぶ教室２８号を買いました。今回は落語特集、教室寄席というくくりで、新作落語のような物語がのっています。なんと、ＣＤについています。

でもまあ、読んでみて思うのは、落語はやはり耳で聞く話芸。どなたの作品もおもしろかったけれど、わたしは落語家としても一押しの三遊亭白鳥の「台所の隅」が好きでした。
白鳥なら、こんな顔でこういう風に話すだろうなって、表情が想像できたからでしょう。

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ただ、トップの立川談四楼さんは、どくとくの味があり、この方、作家もできるなって思いました。

今日は、名古屋マラソンがあり、野口みずき選手が走ります。会見の顔がすぐれなかったので心配です。プレッシャーにまけないでご自分のレースをしてほしいです。

最後に、あの地震、原発事故から、今日で一年です。
これは、ことが大きすぎでわたしがここで簡単に書けることではありません。
ただ、心身を痛めた方が、少しでも早く回復されることを祈りたいです。

今日は、昨年亡くなった父の納骨です。

こどもの本の画家たち展

昨日は、日本橋丸善でおこなわれている「こどもの本の画家たち展」にいってきました。これは、東日本のチャリティーにもなっていて、売上は寄付されるということ。
額にはいった原画や、創作こけしを買えるとあって、わたしもはりきって初日に行きました。

けど、もう初日からほとんどの品は、売り切れ！　会場もたくさんの人でにぎわっていました。会場では、濱野京子さん、田部智子さんにもお会いできて、おしゃべりもできて、楽しかった～～。

そのあと、高島屋にいったら、ものすごく大きなさくらがいけてありました。
ここでは、法隆寺展をやっているとのこと。
でも、そこは断念して、京橋の竹内秀美さんの展覧会に行ってきました。
ももたろう同人の蓼内明子さんのおじょうさんで、高い評価をうけた版画です。
植物ばかり書いているとか。
物言わぬ植物がかたりかけてくるようでした。
竹内秀美さんは、本も大好きで、装丁などにも興味がおありのよう。大人向けでしょうが、わたしも、こんな版画が表紙の本を手にとってみたいと思いました。
編集者さんたちも、ぜひ、たちよってほしいです。

雨のち花粉

たたきつけるような雨がふったと思ったら、やけに暖かい日になったり、春は気まぐれです。雨の次の日は、花粉に要注意なのですが、昨日はまさに花粉がとびまわっていました。

『鷹のように帆をあげて』まはら三桃　講談社を　読みました。鷹匠の話です。
ストーリーラインは、素直です。文章もレトリックにこったり、遠まわしな表現をしたりもしていません。それでも、読み終わったあと、心にすみきった青空がひろがります。
福岡弁も、あたたかい。方言っていいなって思ったのは、河原潤子さん以来でしょうか。



鷹匠についてもよく調べられています。高校生の鷹匠が実際にいるのだとか。
鷹は大事にしすぎると、野性を失くしてしまって、飛ばなくなるとか。
愛情をかけて、体重管理をして。とてもわたしには、できないと思いました。
自分の体重管理もできないんだもの。

最近の漫画とか児童文学は、ある分野について、調べて書くというのが、ひとつのスタイルになっています。濱野京子の『レッドシャイン』『木工少女』などもそう。
それにしても、みなさん、よく調べます。
これからなにがでてくるのか？　鷹の次は……虎とか？

まはら三桃さん、これから、どんどんいい作品を書かれるでしょう。わたしの中では、赤丸急上昇中です。

感想のおたよりーー☆

昨年に出版した『おまじないのてがみ』文研出版を読んだと、福岡県飯塚市の小学校、２年一組が、感想文をくれました。色とりどりの絵まで書いてあって、とってもきれいでかわいらしい。
みんな　楽しい「おまじない」を考えてくれてます。
ほんとうに　ありがとうございます。元気がぴきぴきわいてきた気がします。

とてもうれしくて、このおはなしを書きながら、おまじないを　いくつも考えたことを思いだしました。

ゆきのひ

昨日、東京はめずらしく積雪しました。母のところにいくのもキャンセル。
家に一日いました。
こんな日は、酒井駒子さんの絵本「ゆきがやんだら」がぴったりです。

ところで、日曜日に毎日新聞・東京版にでた「たわしくん」は、毎日新聞のサイトで読めるようです。なので、スキャンしてアップしました。我が家のスキャンが古いので、よく読めないと思いますが、岡本順さんのすばらしい挿絵を見てください。