赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

ぼくとおじちゃんとハルのもり

2012-03-18 10:29:25 | 日記
山末やすえさんから、新刊『ぼくとおじちゃんとハルのもり』(くもん出版)を出版されました。
山末さんは、以前、国分寺に住んでいらっしゃって、わたしに最初に童話と向き合わせてくださった、大切な恩人です。
伊豆高原にうつられて、もう8年になるそうですが、今回の作品には、その伊豆高原のきもちよい風がふきぬけるような、自然あふれる本になっています。たぶん、編集者はあの方だろうと予想がつくのですが、編集者によって作品ってしあがり方が違いますよね。山末さんのいいところと、編集者の腕前がうまくあって、厳しいテーマをやわらかく伝えています。

それに、山末さんの文章を読むと、とてもタッチがなつかしいです。童話にあこがれて書き始めた頃、一生懸命山末さんの本を読んだからでしょうか。
今の売れ筋の本よりも、少しのんびりめのテンポ。でも、それがこの作品ではうまくいっています。

童心社で紙芝居もだされたそうで、マイペースでも着々と前にすすんでいくその姿勢にさすがだなっと思いました。

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