あまちゃん！

朝の連続テレビドラマ、「あまちゃん」が大ヒット。
わたしもクドカンの才能に感服しながら、毎朝見ています。
好きな連続ドラマはたくさんあって、「ちりとてちん」　も、「ゲゲゲの女房」も、「カーネーション」もおもしろく見たのですが、この朝の連ドラ、最後の一ヶ月をどう描くかがむずかしいと思っていました。上にあげた三つの最後は晩年のドラマになり、前半のいきおいがとぎれてしまったからです。成功してからの、ストーリーの作り方って、むずかしいのでしょう。
幸せは５分で語れるが、不幸は一晩あっても足りないといいますが、成功して幸せになって、めでたしめでたしに、余韻をもたせるというのは、テンポと刺激を要求される今のドラマでは大変なのでしょう。小説でも平凡ななにもない日をすてきに描くのが、やはりとてもむずかしいと思っています。

一方、あまちゃんは、今日は東日本大震災の場面。ラストに向けての一ヶ月にあの大震災をとりいれ、クドカンはどんなしめくくりを描いているのでしょうか？
あまちゃん、９月になっても、先が読めず、目がはなせません。

あまちゃんの魅力は一言ではいえませんが、ひとりひとりのキャラがたっていて、予定調和はなく、常に見てるものの予想をいい意味で裏切って、予想の上をいって、これまですすんできました。

最後の一ヶ月、わたしの予想をいい意味で裏切って、ほしいなーと思っています。