赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

『わたしは食べるのが下手』天川栄人と岡山セミナー

2024-08-06 12:54:25 | その他

今年、11月23日に日本児童文学者協会では、岡山セミナーを開催します。

今、そのチラシ作りが事務局と岡山支部との間でおこなわれています。たくさんの人にきてもらうためにと、頭をひねっています。

記念講演はなんと、内田良さん。

そのあと、シンポジウムがあります。八束澄子さん、工藤純子さん、天川栄人さんという豪かなメンバー。

それが午後のスケジュール。

午前も講座があり、トークがおもしろいと評判の村中李衣さんも登壇されます。

ホームページで公開まであと少し。もう少しお待ちくださいね。

 

その岡山セミナーでわたしはシンポジウムの担当。シンポジウムのパネラーのひとり、岡山育ちの天川栄人さんが新刊をだしました。

なんと、三作ぐらいだされたんです。いっぺんに。うわあ、読み切れない(^_^;)

その中の一冊『わたしは食べるのが下手』小峰書店 を読みました。

これが新鮮なテーマでおもしろかったです。

会食恐怖症という症状、まったく知りませんでした。というのも、わたしは常に食べるのが好きで、ストレスを発散するために、食べてしまうタイプだから。

思うように食べられないのはつらいよね。過食症や、宗教の関係で食事制限がある人のこともでてきます。

その中で、見返しに書いてある言葉、

 

 

わたしたちは、食べるのが下手。

生きるのが下手。

でも、たぶん、

生きるのが上手な人とか、いないし。

だから、まあいっか。

 

これ、いいですよね。とくに、最後の まあいっか、ってところ。

なかなか、まあいっか って、軽く流せないんだけどね。とくに子ども本人が。子どもってまじめだから。

こんな風に思えるようになったら、いいだろうなー。

作家はもちろんすごいけど、ここを見返しに選んだ編集さんにもハナマル!

食べるのが好きな人も、苦手な人も、どちらにもおすすめです。

 

そんな天川栄人さんも登場する岡山セミナー、チラシは9月に配布し、同時に申し込みも開始。

注目ですよ。

 

 

 

まさに多様性をうまく