赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

新刊、次々と

2015-03-23 11:07:33 | その他
春になり、たくさんの新刊がでるようになりました。

濱野京子さんの『ことづて屋』を読みました。
大人向けが、この作家にはあっているのではないかと思います。
帯の文字は、『言えなかったこと、お伝えします』



亡くなられた方々のことづて、聞いてみたいような、こわいような。亡くなったわたしの父がなにかいいたいことがあったかなって考えたりしました。
そうなると、生きてるうちに接し方も、やさしくしようって思いますよね。死者からの「ことづて」とは、目のつけどころが、すごいなあって思いました。

メイクをして、ことづてを伝えるという手法も、現代的でとてもいいと思いました。
これは、深夜枠のテレビドラマにしてほしいです。恵介は、錦戸くんあたり、どうかな??

あとがきを読むと作者のお人柄がわかります。


タイムストーリー『一日の物語』偕成社

こちらは児文協編纂のアンソロジー。

これは企画がひかっています。一日だけ、別の人生を送りたいってだれもが思うでしょう。
それをアンソロジーにするなんて、まあ、おもしろい。
五人の作家、それぞれの一日を楽しめます。文体も切り口も全くちがう作品。読み終わったら、わたしだったら、どう書くだろうって考えてしまう作品集。

五作品の中には、公募の入選者もいます。少しでも書いている人にチャンスをと考えられて、企画されたのだと思います。

このほかにも、タイムストーリーは五分間、一時間、三日間、1週間とあり、あわせて五編、出版されてます。

タイムストーリーもことづて屋も、装丁がおしゃれできれい!!
本屋で手にとってください。
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