赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

『つなげ! アヒルのバトン』麦野圭

2020-07-05 06:27:48 | その他

熊本の災害、胸が痛みます。大雨、洪水の連鎖、どうにかならないかと思います。

さて、麦野圭さんの新刊がでました!

スカイブルーというのでしょうか、表紙の色がとてもきれいです。

運動会の一輪車レースにのぞむ航平と仲間たちの物語。

阿比留という名前のちょっとふしぎな雰囲気の先生の存在がおもしろい。

等身大の六年生が描いてあって、一輪車で走る躍動感がかんじられて、すいすいと読めます。

読んだ後、自分もなにかにチャレンジしてみようって思える作品です。

学校の行事ものといえば、児童文学では定番ですが、そこにどんな味つけをするかが作品の魅力であり、作者の腕のみせどころ。

この作品では、一步ひいたところで見守っている阿比留先生のスタンスがとてもいいですね。熱血先生ではけっしてないのですが、あたたかい。一輪車をかしてくれる場面なんか、プッとふきだしてしまいました。

麦野圭さんは、この作品で児文協のがっぴょう研(創作合評研究会)に参加して、アドバイスをうけたそうです。

そこから書き直しされたのが、形になったとか。

次はどんな作品を書いてくださるのか、楽しみです。

 

今日は選挙ですが、期日前投票をすませました。会場が近かったから、今日いくより楽なんです。

紫陽花の季節もそろそろ終わり。今年の夏は酷暑だとか。

コロナと暑さのダブルパンチ、いやだなー。