赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

児童ぺん賞・企画賞

2018-09-07 07:08:16 | その他
台風に続き、北海道の地震の被害。災害が多いです。被災者の大変さを思います。せめて今回も募金をと思いますが、ちゃんと被災者に届いてほしいです。

昨年出版した『なみきビブリオバトル・ストーリー 本と四人の深呼吸』が、児童ペン賞の企画賞というのをいただきました。
児童ペン賞は古い歴史がある賞のようですが、毎年、賞を発表しだしたのは、最近のようで、今回第四回です。
ホームページはこちら→児童ペンクラブ


企画賞というのはうれしいですね。このアンソロジーは四人で話しあって、本の中のキャラの割り当てを決めて作品を書き、出版社に向けて提出したのが始まりです。何度も神楽坂の某所で話し合ったり、ビブリオバトルをしてみたり。たま~~にアンソロジーだから、出版社側からいわれた企画だと思っている方がいますが、それは違うんですよ。

最初、みんな「わたしはこういうキャラにする」と話すとき、目がきらきらしていました。森川さんが、「みんな、こういうの好きよね」といって、顔を見合わせて笑いあったことも。でも、いざ書くとなると、苦しみもともないます。まず、どんな本を取り上げるかが、結構難関。本を何冊も読まないといけません。うーん。言い合いになったこともあったっけ。でも、いい本にしたいと思いからだから、それも楽しい思い出です。
まあ、そんな感じでつくったので、企画賞というのはぴったりの賞をもらえたと、喜んでいます。

そして、本にかかわったそれぞれが、活躍しているのもうれしいですよね。おおぎやなぎさんは、児童文芸家協会協会賞を受賞したし、四人ともこの秋、本をだされます。

児童ペン賞ですが、大賞は内田麟太朗さん。人気作家の最上一平さんや村上しいこさんもそれぞれとっています。
また、『四重奏(カルテット)デイズ』横田明子さんは、わたしは読んで一押しだったのですが、あまり話題になっておらず、そういう本がここで受賞されてスポットがあたってうれしいです。